アルツハイマー病やパーキンソン病が輸血で伝染することはない

(2016年6月) "Annals of Internal Medicine" 誌に掲載されたカロリンスカ研究所(スェーデン)の研究によると、アルツハイマー病やパーキンソン病などの脳の神経変性疾患が輸血によって伝染する恐れはありません。

ドナー(血液提供者)が神経変性疾患である場合にも、その血液を輸血された患者がアルツハイマー病やパーキンソン病になることはないというのです。

研究の概要

のちに神経変性疾患と診断されることになる人たちの血液を輸血された患者4万人と、そのような輸血を受けていない患者140万人超とで神経変性疾患になるリスクを比較したところ、この2つのグループの間で神経変性疾患の発症リスクにまったく差がありませんでした。

解説
研究者によると、輸血が原因で神経変性疾患を発症するのは生物学的にあり得ません(最悪の場合にも極めてまれ)。 したがって、輸血を受けたのちに神経変性疾患を発症することがあっても、輸血と神経変性疾患の発症とは無関係です。