ニコチンにアルコールの催眠効果を相殺する作用

(2015年10月) "Journal of Neurochemistry" に掲載されたミズーリ大学の研究により、タバコの成分であるニコチンにアルコールがもたらす睡眠導入効果が相殺されることが明らかになりました。

アルコール依存症の米国人の85%超が喫煙者だというデータがありますが、喫煙しながらお酒を飲むと眠くならないというのも飲酒量が増える一因になると考えられます。

研究の概要

マウスに睡眠状況を記録する機器を装着してアルコールとニコチンを投与するという実験を行ったところ、ニコチンが前脳基底部を介して作用しアルコールの睡眠導入効果を抑制しました。

過去の研究
同じ研究者の過去の研究では、ニコチンとアルコールを同時に用いることで報酬中枢として知られる脳の領域が活性化されて楽しい気分が増し、そのために飲酒量が増えることが示されています。