寝汗の原因

寝汗とは

寝汗とは、寝ているときに暑くはないのに寝巻きやシーツまで濡れるほどに汗をかくことを言います。

健康な人も寝汗をかく

寝汗は必ずしも病気の兆候ではなく、健康な人にも起こることがあります。 まだ若くて健康には問題が無いはずなのに、シーツまで濡れるほどの寝汗を日常的にかいている(数ヶ月間あるいは数年間も)という人も少なくないようです。

ある研究では、かかりつけの医師の診察を受けた患者 2,267人のうち前月に寝汗をかいたことがある人が41%を占めているという結果になっています。 医師の診察を受けた人たちなので、完全に健康というわけではないでしょうが、寝汗をかく人がこれほどに多いという1つの例ではあるでしょう。

寝汗の原因となるもの

寝汗の原因としてまず考えられるのは、布団や毛布などの寝具の量が多い可能性です。 それ以外では、更年期の女性でホットフラッシュに関連してよく見られるほか、何らかの薬を服用しているとき、あるいは妊娠中や不安感によっても寝汗が起きることがあります。

寝汗の原因となりうる薬
副作用として寝汗が生じる薬の例は次のようなものです:
  • 抗鬱剤(SSRIやブプロピオンなど)
  • 解熱剤(アスピリンやアセトアミノフェンなど)
  • ホルモン剤(体内のホルモン量を調節する薬)
  • 血糖降下薬(糖尿病の薬)
寝汗の原因となりうる病気
感染症・ガン・神経系の問題・内分泌(ホルモン)腺などの病気が寝汗の原因であるケースもあります。
  • 閉塞型睡眠時無呼吸(睡眠時に呼吸が止まる)
  • 自律神経ニューロパチー(自律神経に起こる障害)
  • ブルセラ病(ブルセラ菌による感染症)
  • カルチノイド症候群(カルチノイドというタイプの腫瘍による症候群)
  • 心内膜炎(心臓の内側表面に起こる感染症)
  • HIV/AIDS
  • ホジキン リンパ腫
  • 非ホジキン リンパ腫
  • 白血病
  • 閉経(更年期によるホルモンの変化が原因)
  • 骨髄線維症
  • 骨髄炎
  • 褐色細胞腫(副腎の腫瘍。 通常は良性。 高血圧、ひどい頭痛、動悸、顔面紅潮、吐き気、嘔吐などが症状)
  • 肺膿瘍(肺に膿が溜まる。高熱、咳、痰、胸痛を伴う)
  • 脳卒中
  • 脊髄空洞症
  • 結核
医師の診察が必要なケース
寝汗をかく場合にはまず、寝室の室温が眠るのに適した気温であること、寝具の防寒能力が適切であることを確認しましょう。 医師の診察が必要なのは次の場合です:
  • 日常的に寝汗をかく場合
  • 寝汗が原因で睡眠が妨げられる場合
  • 寝汗以外に、発熱やその他の症状(原因不明の体重減少)などがある場合