野菜に含まれる硝酸塩に脂肪を燃焼させる効果

(2014年12月) "Diabetes" 誌に掲載されたケンブリッジ大学などの研究で、青葉の野菜などに含まれる硝酸塩に、白色脂肪からブライト脂肪(褐色脂肪に似た脂肪)への転換を促進する作用のあることが明らかになりました。

ベージュ脂肪には脂肪を燃焼させる効果があるため、野菜の摂取量を増やすだけで肥満や2型糖尿病のリスクが低減される可能性があります。

研究グループによると硝酸塩には次の作用があります:
  • 褐色脂肪組織において熱生産遺伝子の発現量を増やす。
  • 白色脂肪組織において褐色脂肪細胞に特有の遺伝子とタンパク質(brown adipocyte-specific genes and proteins)の発現を誘導して脂肪細胞における酸素消費量と脂肪酸のβ酸化を増大させる。
つまり硝酸塩には、成人にもわずかに存在する褐色脂肪を活性化させる効果と、白色脂肪をブライト化する効果があるということでしょうか。
ネズミを用いた実験では、硝酸塩が白色脂肪をブライト脂肪に変える効果が低酸素状態(肥満者の白色脂肪に見られる)で増強され、それによって肥満ネズミの白色脂肪組織において褐色脂肪細胞特異遺伝子の発現が損なわれているのが修正されました。
肥満者では褐色細胞の働きが低下することや低温による白色脂肪の褐色化が起こりにくいことが知られていますが、硝酸塩によってそれが改善されるということでしょうか。