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バイクや飛行機、ヘリコプターなどの騒音により糖尿病のリスクが増加

(2017年4月) "International Journal of Epidemiology" に掲載されたバーゼル大学(スイス)などの研究によると、自動車やバイクなどが引き起こす道路騒音や飛行機やヘリコプターが引き起こす航空騒音が糖尿病リスクの増加を招きます。

研究の方法
糖尿病ではないスイス人男女 2,631人の騒音被害を 2002年に調べ、2011年に糖尿病の発症状況を調査しました。
研究期間中に引っ越しした人はいませんでした。
結果
昼と夜にさらされる騒音の量(年間の平均値)に応じてデータを4つに区切って分析したところ、騒音の量が1段階増えるごとに、道路騒音では35%そして航空騒音では86%(*)も糖尿病になるリスクが増加していました。
(*) ただし、統計学的な有意性が微妙だった。

騒音被害により糖尿病のリスクが増えるという関係は、睡眠の質が低い人や窓を開けたまま眠る人で顕著でした。 このことから研究チームは、交通騒音が睡眠に悪影響を及ぼすことによって糖尿病のリスクを増加させるのではないかと考えています。

今回の研究における道路騒音レベルは54dB、航空騒音レベルは30dBでした(いずれも中央値)。
参考までに日本の航空騒音レベルはと言えば、例えば市街地の真っ只中に位置する大阪国際空港(伊丹空港)の場合、空港から相当に離れた周辺地域でも飛行機の騒音が65dbを超えています。 ところが空港周辺の地方自治体は、航空機による騒音対策を推進するどころか、騒音問題を放置する方向に転じています。
関連情報
これまでの研究によると道路騒音や航空騒音は、抑鬱・不安症・心臓発作・脳卒中・高血圧・腹部肥満のリスク増加も引き起こします。