ベンラファキシン塩酸塩にホルモン補充療法と同程度の効果

(2014年6月) 更年期障害(ホットフラッシュや寝汗など)の治療に用いられるホルモン補充療法には様々な副作用がありますが、"JAMA Internal Medicine"(5月号)に掲載された米国の研究によると、長期放出型のベンラファキシン塩酸塩(XR)をエストロゲン補充療法(ホルモン補充療法の一種)の代わりに使えるかもしれません。
ホルモン補充療法の副作用
ホルモン補充療法には、体重増加、気分の浮き沈み、水太り、乳ガンのリスク増加などの副作用があるほか、血栓のリスクも増加するために高血圧の女性には使用が推奨されません。
今回の研究では、更年期前後であってホットフラッシュ寝汗に悩まされている女性339人を3つのグループに分けて、①エストラジオール(エストロゲンの一種)、②ベンラファキシン、またはプラシーボ二重盲検法により投与しました。 投与期間は8週間、投与量はいずれも低用量でした。

8週間後、①と②どちらのグループでも寝汗とホットフラッシュが50%ほど軽減されていました(①のグループの方が軽減度が僅かに大きかった)。 プラシーボのグループにおける症状軽減率は30%足らずでした。

研究者は次のように述べています:

「今回の試験では、更年期症状を軽減するための第一選択治療としてホルモン補充療法と非ホルモン系の薬物治療がいずれも、忍容性と有効性において一定の水準に達していることが示されました」