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低カロリー甘味料を長期間にわたり摂取する場合の安全性は不透明

(2017年7月) マニトバ大学(カナダ)の研究チームが行い "Canadian Medical Association Journal" に掲載されたシステマティック・レビューによると、カロリーをほとんど含まないアスパルテームやステビアなどの甘味料(以下「低カロリー甘味料」)であってもダイエットなどに有効であるどころか、長期的には有害かもしれません。

研究の方法

低カロリー甘味料が成人や思春期の子供のBMIなどに及ぼす影響を調べ 2016年1月までに発表された37の研究のデータを分析しました。

37の研究のうち7つがランダム化比較試験(被験者数の合計は1千人超。試験期間は中央値で6ヶ月)で、30がコホート研究(被験者数の合計は40万人超。試験期間は中央値で10年)でした。

結果

ランダム化比較試験

各試験の結果の方向性は一定ではなく、総合的に見ると低カロリー甘味料の摂取はBMIなどに影響を及ぼしていませんでした。

コホート研究

ランダム化比較試験よりも研究期間が長いコホート研究では、低カロリー甘味料を摂取する習慣がある人はBMI値やウェスト・サイズが大きく、肥満・高血圧・メタボリックシンドローム・2型糖尿病・心臓病・脳卒中のリスクが高いという結果でした。

コメント

研究者は次のように述べています:
「臨床試験(ランダム化比較試験)のデータを分析したところ、人工甘味料(*)には体重増加を抑制する効果が認められないという結果となりました。 人工甘味料が健康に及ぼす長期的な影響が明確になるまでは、人工甘味料の使用において慎重であるべきです」
(*) ステビアは人工甘味料ではないと思いますが、原文の通りです。