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ノロウイルスに感染したのに症状が出ない人が18人中7人も

(2017年11月) "Infection, Genetics and Evolution" 誌に掲載された神戸大学などの研究によると、感染性胃腸炎や食中毒を引き起こすウイルスであるノロウイルスに感染しても症状が出ないことが少なくありません。 症状が出ないためにノロウイルスへの感染に気づかない人がノロウイルスの流行を助長している恐れがあります。

研究の概要

インドネシアのスラバヤ市に住む20~42才健康な男女18人から1年をかけて512の糞便サンプルを採取してノロウイルスに感染しているかどうかを調べたところ、7人が1年のうちに少なくとも1回はノロウイルスに感染していました。 ノロウイルスの遺伝子まで調べたところ、2人は1年のうちに複数回にわたりノロウイルスに感染していました。

ノロウイルスについて

  • ノロウイルスは、手・指・食品・食器・調理器具などに付着しているものが口に入ることで感染します。
  • ノロウイルスは日本や欧州では冬季(11月~3月)に流行します。 症状は、吐き気・下痢・嘔吐・腹痛などです。
  • 2015年に発表されたジョージア大学などの研究によると、ノロウイルス感染症の症状が発生するまでの潜伏時間は平均32時間、症状持続時間は平均44時間です。 潜伏時間も症状持続時間も年齢・発生状況・ノロウイルスの種類などに関わらず一定です。
  • ノロウイルスは現時点ではワクチンが存在しないため、根本的な治療は人体の回復力に頼るしかありません。 したがってノロウイルスは予防が大切です。
  • ノロウイルスを予防するうえで効果的なのは手洗いです。 食事を作る前・食事を食べる前・トイレに行った後には手を洗いましょう。 調理器具や食器の衛生状態にも注意が必要です。
  • ノロウイルスは食べ物を経由して感染することが多いのですが熱には弱いので、加熱が必要な食品はしっかりと加熱しましょう。