Wiley社が東日本大震災関連の123の研究を4/30まで無償公開

(2016年3月) 今年の3月11日で東日本大震災が起こってから5年になりますが、多数の学術誌を出版している Wiley社が、東日本大震災関連の123の研究を4月30日まで無償で公開しています。

公開されている研究の分野は次の6つです:
  • 地震・津波の科学
  • 防災と復興
  • 震災と心理・社会
  • 震災と健康・医療
  • 原発事故とエネルギー政策
  • 環境・生態系への影響
PTSD

このように期間限定で無償公開されている研究の中に、震災被害者においてPTSDや抑鬱が生じている人が多数を占めることを示すものがあります。

この研究は "Psychiatry and Clinical Neurosciences" 誌に発表されたもので、震災に遭って避難生活を余儀なくされた241人を調査したところ、臨床的に問題となる程度のPTSDの症状が見られた人が53.5%、鬱症状を訴える人が66.8%を締めていました。 鬱症状を訴える人のうち症状が軽度だったのは33.2%、中程度だったのは19.1%、重度だったのは14.5%でした。