解熱鎮痛剤の大量服用で心臓発作や脳卒中のリスクが増加

(2013年5月) "The Lancet" 誌に掲載されたオックスフォード大学のメタ分析で、イブプロフェンやアスピリンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)大量に服用している人で心血管(心臓や血管)のトラブルのリスクが増加するという結果になりました。

メタ分析の方法

650近くの無作為試験(患者数合計は35万人以上)を分析しました。

結果

イブプロフェンであれば 2,400mg、ジクロフェナックであれば150mg を毎日服用している人では、心臓発作・脳卒中・死亡のリスクが30%ほど増加していました。

さらに、NSAID(用量は不明)の服用により心不全のリスクが2倍になっていたほか、NSAIDを高用量を服用している人では出血性潰瘍などの上部消化管の疾患のリスクが2~4倍になっていました。

心臓発作に関しては、NSAIDによるリスク増加は服用者の心臓発作のリスク要因と比例関係にありました。 心臓関連の病歴のある人や心臓疾患のリスク要因のある人では、心臓発作のリスクが非常に高くなるため、研究グループは、このような人に高用量の NSAID を処方するとき、医師はリスクとベネフィットを十分に勘案するべきであると結論付けています。