40才以上のNSAID習慣と大腸ガンのリスク(メタ分析)

(2018年11月) "Cancer Epidemiology" 誌に掲載されたメタ分析で、40才以上の人にNSAID(非ステロイド系抗炎症薬)を服用する習慣があると大腸ガンのリスクが低いという結果になりました。
Tanja Tomićab, Santiago Domínguez-Lópezc and Rocío Barrios-Rodríguez. "Non-aspirin non-steroidal anti-inflammatory drugs in prevention of colorectal cancer in people aged 40 or older: A systematic review and meta-analysis"

NSAIDとは

イブプロフェンやナプロキセン、アスピリンなどがNSAIDに分類されます。 バファリンなどの市販の(購入に医師の処方箋を必要としない)解熱鎮痛薬の成分でもあります。

アセトアミノフェンは抗炎症作用がほとんど無いためNSAIDに分類されません。

研究の方法

40才以上の人を対象にNSAID(アスピリンを除く)を服用する習慣と大腸ガンのリスクとの関係を調べた23の研究(2018年4月までに発表されたもの)のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計で100万人超でした。

結果

NSAIDを服用する習慣がある場合には大腸ガンのリスクが26%低下していました。

細かく分析すると、NSAIDを服用する習慣がある場合に大腸ガンのリスクが下がっていたのは、次に該当する場合でした:
  1. 女性である場合: 19%のリスク低下
  2. NSAID服用量が多い場合: 18%のリスク低下
  3. 遠位結腸ガンである場合: 22%のリスク低下
  4. 白人である場合: 31~41%のリスク低下