NSAIDの副作用を抑えるにはPPIと併用するとよい

(2016年5月) NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる系統の解熱鎮痛剤(*)には胃や腸に潰瘍が生じやすくなるという副作用がありますが、"Alimentary Pharmacology & Therapeutics" 誌に掲載された研究により、その副作用を抑えるNSAIDの使用法が明らかになりました。
(*) 喉に効くことで知られるイブプロフェンなど。
研究の概要

NSAIDの服用方法と副作用の関係を調べた多数の臨床試験のデータを分析したところ、NSAIDの中でも「COX-2選択的NSAID」と呼ばれるタイプのものをプロトンポンプ阻害薬(PPI)という胸焼けの薬と併用したときに、NSAIDの副作用全般のリスクが最も低くなるという結果になりました。

検索で調べたところ、アスピリンもイブプロフェンも、「インドメタシン配合」でお馴染みのインドメタシンも残念ながらCOX-2選択的NSAIDではありません。(参考: 痛みと鎮痛の基礎知識(滋賀医科大学)
コメント
研究者は次のように述べています:

「COX-2選択的NSAIDとPPIの組み合わせはコストがかかりますし、NSAIDの服用が必要となる患者全員に推奨できるわけでもありません」

「しかし、NSAIDの副作用として潰瘍出血が生じる恐れが強い場合には、この組み合わせが最も安全で効果的です」