ナッツ類と肝臓ガンのリスク

(2019年5月) "Cancer Prevention Research" 誌に掲載されたハーバード大学の研究で、ナッツ類を食べる習慣と肝臓ガンになるリスクとの関係が調査されました。
著者: Jing Sui et al.
タイトル: A prospective study of nut consumption and risk of primary hepatocellular carcinoma in the U.S. women and men

研究の方法

米国に住む男女14万人(男性5万人超)を対象に、ナッツ類の摂取量などを4年おきにアンケートで尋ねつつ28年間にわたり肝臓ガンの一種である肝細胞ガンの発生状況を追跡調査しました。

結果

追跡期間中に162件の肝細胞ガンが発生しました。

ナッツ類全体の摂取量と肝細胞ガンになるリスクとの間に関係が見られませんでしたが、ピーナッツやピーナッツ・バターを除く純粋なナッツ類に限ると摂取量が多い場合に36%のリスク低下でした。

今後の研究で、B型あるいはC型の肝炎ウイルスへの感染状況を考慮すれば、また別の研究結果になるかもしれません。
アーモンドやクルミ、ピスタチオ、カシューナッツなどピーナッツ以外のナッツ類はどれも大変高価です。 唯一ピーナッツだけは庶民にも手の届く価格(100円/100gほど)なので、今回の結果は非常に残念だと言わざるを得ません。 豚肉と鶏胸肉の関係にしてもそうですが、高級食材は美味しいうえに栄養もあり、健康にも良いのでしょうね。