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塩分の摂取量が多い人は運動により血圧が異常に上がることが多い

(2018年3月) "Clinical and Experimental Hypertension" 誌に掲載された産業医科大学(日本)などの研究によると、カリウムに対するナトリウムの摂取量が多い人は運動中に一時的に血圧が異常に上がりやすくなる恐れがあります。

運動中には誰でも血圧(主に収縮期血圧)が上昇するものですが、異常に血圧が上昇するという人は将来的に高血圧や心臓病などになるリスクが増加します。

研究の方法

平均年齢48才の男女302人(75%ほどが女性)にエアロバイク(サイクリング・マシン)で全力ではない運動をしてもらい、その最中に何度か血圧を測定しました。 ナトリウムなどの栄養素の摂取量はアンケート調査で調べました。

この302人はいずれも、血圧が正常で心臓病/脳卒中の病歴が無く、薬も服用していませんでした。

運動中の収縮期(最高)血圧のピークがが男性では210mmHg以上、女性では190mmHg以上に達する場合を「運動により血圧が異常に上がった」とみなしました。

結果

運動により血圧が異常に上がったのは85人でした。

ナトリウム:カリウム比

カリウムに対するナトリウムの摂取量が多いグループは少ないグループに比べて、運動により血圧が異常に上がるリスク(オッズ比)が5.75倍でした。 カリウムに対するナトリウムの摂取量が多いほど、運動により血圧が異常に上がるリスクが増加していました。

ビタミンE

抗酸化物質の1つであるビタミンEの摂取量が多いグループは少ないグループに比べて、運動により血圧が異常に上がるリスクが-33%でした。 ビタミンEの摂取量が多いほど、運動により血圧が異常に上がるリスクが低下していました。