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ビタミンやミネラルの摂取量と風邪にかかるリスクとの関係に男女差?

(2017年1月) ビタミンやミネラルなどの摂取量と風邪をひくリスクとの関係についてカロリンスカ研究所(スウェーデン)の研究チームが調べた結果が "European Journal of Clinical Nutrition" に掲載されています。

研究の方法

25~64才のスウェーデン人男女 1,533人を対象に、食生活に関するアンケートを実施したのち風邪(上気道感染症)の発生状況を9ヶ月間にわたり追跡調査しました。

調査対象となった栄養素

今回の研究では、ビタミンC・ビタミンE・セレン(セレニウム)・亜鉛・不飽和脂肪酸と風邪のリスクとの関係を調べました。 抗酸化物質も不飽和脂肪酸もヒトの免疫機能に関与しているため、風邪にかかるリスクに影響する可能性があります。

結果

9ヶ月間のうちに各人が風邪を引いた平均回数は0.9回(女性1回、男性0.7回)でした。

女性
摂取量が少ない場合に比べて摂取量が多い場合に、風邪にかかるリスクが次のように下がっていました:
  • ビタミンC: -31%
  • ビタミンE: -23%
  • DHA(オメガ3脂肪酸): -43%
  • アラキドン酸(オメガ6脂肪酸): -20%

セレンと亜鉛は風邪のリスクに影響していませんでした。

男性

ビタミンEの摂取量が中程度である場合と亜鉛の摂取量が多い場合に、風邪のリスクが減るどころか増加していました(+42%と+50%)。

ビタミンC・セレン・DHA・アラキドン酸は風邪のリスクに影響していませんでした。

結論
研究チームは「性別による結果の違いについて今後の研究で調べる必要がある」と述べています。