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ナッツ類、特にピスタチオに血圧を下げる効果

(2015年3月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたエスファハーン大学(イラン)などのメタ分析(*)によると、ナッツ類に血圧を下げる効果が期待できそうです。
(*) Noushin Mohammadifard?, Amin Salehi-Abarghouei, Jordi Salas-Salvado, Marta Guasch-Ferre, Karin Humphries, and Nizal Sarrafzadegan. The effect of tree nut, peanut, and soy nut consumption on blood pressure: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled clinical trials. Am J Clin Nutr ajcn091595; First published online March 25, 2015. doi:10.3945/ajcn.114.091595
メタ分析の方法

このメタ分析では、ナッツ類の摂取が血圧に及ぼす影響を調べることを目的として 1958~2013年10月のうちに行われた複数の臨床試験のデータを分析しました。 これらの試験の被験者は18才以上で、調査対象となったナッツはミックス・ナッツ(クルミ、アーモンド、ピスタチオ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツ、ピーカンナッツ、ピーナッツ、大豆)または特定のナッツでした。

期間が2週間以下の試験やコントロール・グループ(比較対照用のグループ)が健康油(ヘルシーリセッタみたいな植物油?)を使用していた試験は除外し、最終的に21の臨床試験のデータが分析の対象となりました。

収縮期血圧への効果

データ全体ではナッツ類の摂取による血圧効果作用は見られませんでしたが、2型糖尿病患者を除外して分析するとナッツ類を食べたグループでは収縮期(最高)血圧が平均で1.29mmHg(統計学的に有意な数字)低下していました。

ナッツの種類ごとの血圧降下作用を調べた試験のデータを分析した結果は、ピスタチオでのみ収縮期血圧が下がる(-1.82mmHg)というものでした。

拡張期血圧への効果
拡張期(最低)血圧の低下幅は、ミックス・ナッツで-1.19mmHg、ピスタチオで-0.80mmHgというものでした。 いずれも統計学的に有意な数字です。 ピスタチオ以外の単品ナッツでは収縮期血圧の低下は認められませんでした。