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ナッツ類をよく食べる人は脳卒中になりにくい。 ただし...

(2016年8月) "Scientific Report" 誌に掲載された中国の研究(メタ分析)によると、ナッツ類に脳卒中を予防する効果があるかもしれません。出典: Nut intake and stroke risk: A dose-response meta-analysis of prospective cohort studies

メタ分析の方法

ナッツ類の摂取量と脳卒中リスクとの関係について調べた11の研究(コホート数は14)のデータを分析しました。 14のコホートのうち8つは米国、3つはアジア、そして残りの3つは欧州のものでした。

結果
データ全体

ナッツ類の摂取量が最少のグループに比べて最大のグループは脳卒中になるリスクが12%低いという結果でした。 ナッツ類を毎日12g食べると脳卒中のリスクが14%下がるという計算になります。

性別

男女別のデータが存在する9つのコホートを分析したところ、女性においてのみナッツ類の摂取量が多い場合に脳卒中のリスクが下がっていました(-16%)。 男性では下がっていませんでした。

地域別

データを地域別に分けて分析したところ、アジアの3つのコホートでのみナッツ類の摂取量が多い場合に脳卒中のリスクが下がっていました(-21%)。 他の地域ではナッツ類の摂取量と脳卒中リスクとの間に関係が見られませんでした。

追跡期間別

追跡期間が10年以上のデータと10年未満のデータに分けて分析したところ、前者ではナッツ類の摂取により脳卒中のリスクが統計学的に有意に13%下がるという結果でしたが、後者はリスク低下幅が8%で統計学的にも有意でありませんでした。

解説

ナッツ類には、抗炎症・抗酸化・抗ガン作用を有する不飽和脂肪酸・葉酸塩・ナイアシン・ビタミンE・ビタミンB6・食物繊維・フィトエストロゲン・ミネラル類などの様々な栄養素が含まれています。 ナッツ類が血管の健康にとって有益であるという研究もあります。

アジアの研究でのみ、あるいは女性でのみナッツ類に脳卒中予防が期待できるという結果になったのは、食生活や遺伝子の違いが原因かもしれません。