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肥満で2型糖尿病で非アルコール性脂肪性肝炎の人は果糖の摂り過ぎで肝臓にダメージ

(2012年9月) "Hepatology" 誌に掲載されたデューク大学の研究によると、肥満で2型糖尿病であって、さらに非アルコール性脂肪性肝炎であるか、またはこの肝炎のリスク要因を持っている人は果糖の摂り過ぎに注意が必要です。

2型糖尿病の肥満の人が果糖を多く摂取すると、尿酸値が上昇して肝臓が貯蔵するATP(アデノシン三リン酸)が減少することがありますが、非アルコール性脂肪性肝炎の人(またはそのリスクのある人)の場合、この肝臓のATP量が少ないと肝臓がダメージを受ける可能性のあることが、今回の研究で明らかになりました。

研究の方法

250人近くの肥満および糖尿病の成人に果糖の摂取量(推測)を報告してもらい、さらに、250人のうち二次試験に参加してくれた100人については肝臓のATP量と尿酸値を測らせてもらいました。 そして、果糖摂取量の少ない(一日あたり15g未満)の人と、多い(一日あたり15g超)人の肝臓ATP量の差を調べました。

結果

果糖摂取量の多い人は研究開始の時点で肝臓ATPの量が少なく、果糖テスト(frctose test)の後にはさらに大きく肝臓ATP量が下がりました。 また、尿酸値が高い人では、果糖を多量に摂取した後のATP貯蔵量が減りました。

今回の結果に基づき、研究グループは、尿酸値を果糖の過剰摂取と肝臓ATP量の低下の指標に利用できる可能性があるとしています。