肥満男性がモテない理由は鼻の穴のバイキンにあり?

(2014年2月) "American Journal of Human Biology" オンライン版に掲載されたポーランドの研究によると、太っている男性は普通体重の男性に比べて、日和見菌(状況によっては人体に害を及ぼす可能性のある細菌)が鼻や喉に棲み付いている可能性が高くなります。

鼻・喉での日和見菌保有率と体重との関係を調べた研究は今回のものが初めてだと思われます。

研究の方法

この研究では、健康な90人の男性と103人の女性の鼻と喉をスワブ(綿棒)でこすって細菌を採取し、6種類の日和見菌(ブドウ球菌や連鎖状球菌など)の保有状況を調べました。

結果

その結果、体脂肪率が低い男性に比べて脂肪の多い男性では、鼻や喉に日和見菌が棲み付いていることが多かったのです。 女性に関しては、このような体脂肪率と日和見菌保有率との相関関係は見られませんでした。

肥満・鼻の細菌・男性としての魅力

研究グループによると、呼吸器(鼻・喉・気管・肺など)に住む日和見菌の量と種類から体全体の免疫力の強さがわかると考えられるため、今回の発見は女性がスリムな男性に惹かれる理由の一端を説明している可能性があります。

子孫の存続という観点からは、免疫力の強さというのは重要な事項の1つです。 免疫力が強くて病気を寄せ付けない男性との間にできた子供の方が免疫力が強く生き残れる確率が高くなるためです。

したがって、免疫力の強さが外見(例えば太り具合)に表れるように人類が進化してきたとすれば、免疫力の強さに惹かれる女性は免疫力が強い男性に特有の外見(今回の話で言えばスリムな外見)に惹かれるはずだと考えられます。