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ダイエット時には高タンパク食の方が睡眠の質が良い?

(2016年3月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたパデュー大学の研究によると、ダイエットするときにタンパク質を多く含む食事をすると睡眠の質が改善されるかもしれません。 睡眠の質と量の不足は代謝疾患(肥満や糖尿病など)・心臓疾患・早死にのリスク要因です。 出典: Losing Weight with a High-Protein Diet Can Help Adults Sleep Better
この研究には、米国の牛肉の業界団体・豚肉の業界団体・乳製品の業界団体も資金を提供しています。
研究の方法
中年の肥満者44人に16週間にわたって普通の低カロリー食または高タンパクの低カロリー食を続けてもらいました。 そして、睡眠の質に関するアンケート調査を月に1度行いました。
食事の内容
普通の低カロリー食のグループは1日につき体重1kgあたり0.8kg(*)のタンパク質を摂りました。 高タンパクの低カロリー食のグループは1日につき体重1kgあたり1.5kg(*)のタンパク質を摂りました。
(*) g(グラム)の間違いでしょう。

タンパク質源として用いられたのは、牛肉・豚肉・豆類・牛乳タンパク質でした。 いずれのグループの食事も、各被験者の必要カロリーから750キロカロリーが差し引かれた低カロリーの食事でした。

結果

ダイエット中のタンパク質摂取量が多かったグループは、試験開始から3ヶ月目と4ヶ月目のアンケート調査で「睡眠の質が改善された」と回答しました。

コメント
研究者は次のように述べています:

「ダイエットにおける高タンパク食の効果としてこれまでの研究で示されているのは、体脂肪の減少促進・筋肉量の維持・血圧の改善などですが、今回の研究によれば高タンパクの食の効果として睡眠の質の改善も加えることができるかもしれません」

「ただし今回の研究では、睡眠の質をアンケート調査という主観的な方法により調べたので、今後の研究で高タンパク食により睡眠の質が改善されることを客観的な手法により確認する必要があります」