肥満 ⇒ 炎症 ⇒ 糖尿病というプロセスは男性で顕著?

(2015年5月) "Journal of Biological Chemistry" に掲載されたミシガン大学の研究(マウス実験)によると、肥満が免疫系にもたらす悪影響は女性よりも男性で大きい可能性があります。 出典: Obese Male Mice Produce More Disease-Promoting Immune Cells Than Females

研究の方法

マウス実験により、高脂肪食の影響が性別によってどう異なるかを調べました。

結果

出産可能年齢にあるメスのマウスの場合、高脂肪食で太らせている期間中にも炎症性の白血球応答はごく僅かに認められるだけでした。 これに対してオスのマウスでは、高脂肪食による肥満によって活性の高い炎症性白血球細胞が作られ、その前駆細胞が増強されました。 そしてそのためにオスのマウスは血糖値とインスリン値(いずれも糖尿病の指標)が高くなりやすくなっていました。

つまり?
つまり、オスのマウスの方が肥満によって作られる炎症を促進する白血球細胞が多い傾向にあり、そのためにインスリン抵抗性や2型糖尿病などの肥満の弊害が生じやすくなっていたわけです。
既知の事項
今回の研究に関連する以前から知られていた事項は次のようなものです: