2012年に発生したガンの3.6%に肥満が関与

(2014年11月) "The Lancet Oncology" に掲載された国際がん研究機関(WHOの外部組織)の研究によると、肥満もガンの主要なリスク要因であって 2012年における新規ガン発生件数の3.6%(48万1千件)を占めます。

この結果から、各種ガンの発症リスクを低下させるうえで健全な体重を維持することが重要であると言えます。

肥満でリスクが増えるガンの種類

BMIが高いとリスクが増えるガンは、食道・結腸・直腸・腎臓・胆嚢・乳房(閉経後)・卵巣・子宮内膜のガンです。 例えば閉経後の女性の乳ガンの10%は、肥満でなければ生じていなかったと考えられます。

地域による差

この研究によると、体重によるガン発症リスクへの影響が現在最も大きいのは北米で、2012年に発生した全世界のガンのうち高BMIが関与するものの23%(11万1千件)が北米で発生しています。 欧州ではこの数字は6.5%(6万5千件)です。

アジアでは肥満が関与するガンが比較的少ないのですが、人口が多いために件数でいえば数万件となります。 中国だけでも5万件で、これは(中国で 2012年に)新規に発生したガン全体の1.6%にあたる数字です。

アフリカでは肥満が関与するガンが少なく、(アフリカで 2012年に発生した)ガン全体の1.5%に過ぎませんでした。