肥満者が糖尿病になりやすい理由

(2014年6月) "Cell Reports" 誌に掲載された Institute of Molecular and Cell Biology(シンガポールの研究機関)の研究により、肥満者には血糖値のコントロールに必要な NUCKS と呼ばれるタンパク質が欠けており、そのために2型糖尿病になるリスクが増加していることが明らかになりました。

NUCKS は、インスリンへの応答に必要な生化学的経路であるインスリン・シグナル伝達(insulin signalling)の鍵となるタンパク質です。 肥満者では NUCKS が存在しないために、インスリン抵抗性が生じて血糖値を十分に抑制できなくなります。 このようにして高血糖の状態が恒常化することによって糖尿病になり易くなります。