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身体活動量が多い人は死亡リスクが低い

(2017年11月) "Journal of Science and Medicine in Sport" に掲載されたカロリンスカ研究所(スウェーデン)の研究で、身体活動量が多い人は死亡リスクが低いという結果になっています。

研究の方法

35才以上(平均年齢67才)の男女851人(女性56%)の身体活動量を活動量計を用いて客観的に測定したのち、平均14年間ほどにわたり生存状況を追跡調査しました。

そして、身体活動量に応じてデータを3つのグループに分けて、グループ間で死亡リスクを比較しました。

結果

追跡期間中に79人が亡くなりました。

身体活動全体

身体活動量が最大のグループに比べて最少のグループは、総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)が2.7倍、心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡するリスクが5.5倍、およびガンで死亡するリスクが4.3倍に増加していました。

軽度の身体活動

身体活動の激しさ別に分析したところ、軽い身体活動の量が最大(446分/日)のグループは(246分/日)最少のグループに比べて、総死亡リスクが66%、およびガンで死亡するリスクが68%低下していました。 心血管疾患に関しては、軽い身体活動の量が最大のグループの死亡者数がゼロのため不明です。

中程度~激しい身体活動

中程度~激しい身体活動の量が最大のグループ(59分/日)は最少のグループ(9分/日)に比べて、総死亡リスクが50%および心血管疾患で死亡するリスクが89%低下していました。 ガンで死亡するリスクと中程度~激しい身体活動の量との間には関係が見られませんでした。

留意点

研究チームによると、今回の研究には次のような弱点があります:
  • 飲酒量を調べていない。
  • 身体障害の有無を調べていない。
  • 睡眠状況を調べていない。
  • データの量が十分とは言えない。