仕事のストレスで5種類のガンのリスクが増加

(2016年12月) "Preventive Medicine" 誌に掲載されたケベック大学(カナダ)の研究で、仕事で長期間にわたりストレスを感じている人はガンになることが多いという結果になりました。

研究の方法

ガン患者3千人超(11種類のガン)と健常者512人を対象に聞き取り調査を行い、職業・ストレスの有無・ストレスの原因などについて尋ねました。 データの分析においては生活習慣などガンのリスクに影響する要因を考慮しました。

結果

15年間以上にわたってストレスが多い職業に1度以上就いていた場合には、11種類のガンのうち5種類で発症リスクが増加していました。 リスクの増加幅は、ガンが33%、結腸ガンが51%、膀胱ガンが37%、直腸ガンが52%、そしてガンが53%というものでした。

上記のガンのうち膀胱ガンを除く4種類(+非ホジキンリンパ腫)では、ストレスが多い期間が長いほどガンのリスクが高いという関係が見られました。

ストレスの原因
主なストレスの原因は、仕事のプレッシャー・金銭的な問題(*)・不安定な雇用・職務上の危険(†)・対人関係・従業員の監督・通勤上の問題などでした。

(*) 仕事が関係するストレスということですから、給与の少なさでしょうか。 それとも会社の財務状況?

(†) 物理的な危険を伴う職業。

ストレスが最も強い仕事は、消防士・生産技術者・航空宇宙技術者・工長・自動車/鉄道関連の修理工でした。

ストレスの生じやすさには気質も影響していましたが、同じ人でも仕事が変わるとストレスの程度が変わっていました。