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成人後の子供の学歴・職業・収入と親の死亡リスクの関係

(2017年10月) ヘルシンキ大学などの研究チームが子供の社会経済的状態(収入・職業・学歴など)と親の死亡リスクとの関係を調べた結果が "Population Studies" 誌に掲載されています。

研究の方法

フィンランドの 1970~2007年のデータを用いて、成人後の子供の学歴・職業・収入と親が50才以降になったときの死亡リスクとの関係を調べました。

結果

主な結果は次の通りです:

  • 子供の教育水準が高い場合には、親本人の学歴・職業・収入にかかわらず、親が50~75才のときに死亡するリスクが30~36%低かった。 死因別では、ガンに関してのみ子供の教育水準と親の死亡リスクとのあいだに関係が見られなかった。

    健康関連分野の教育を受けた子供がいる場合には、親が50~75才のときに(主に心臓病や脳卒中で)死亡するリスクが11~16%低かった。
  • 子供がホワイトカラー(頭脳労働者)で年収が高い場合には、あらゆる要因を考慮したうえでなお、親の死亡リスクが39~46%低かった。
  • 子供の社会経済的状態と親の死亡リスクとの関係は、親の年齢が75才以上になると弱まった。 親が75才以上になってからも親の死亡リスクとのあいだに比較的強い関係が引き続き見られたのは、子供の学歴・職業・収入のうち学歴だった。