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運動習慣がある高齢者は心臓病・脳卒中になりにくく、死ぬことも少ない

(2016年12月) "Journal of the American Geriatrics Society" に掲載されたヘルシンキ大学などの研究で、運動習慣がある高齢者は心血管疾患(心臓病や脳卒中)になったり心血管疾患で死亡したりすることが少ないという結果になりました。

研究の方法

65~74才の高齢者男女 2,456人を対象に運動習慣に関するアンケート調査などを実施したのち、中央値で12年間近くにわたって、冠動脈疾患(心臓病)または脳卒中の発症や生存状況について追跡調査を行いました。

運動量に応じてデータ全体は3つのグループに分けられました。 データの分析においては、年齢・性別・喫煙習慣・BMI・血圧・コレステロール値・婚姻状態・教育水準・居住地域を考慮しました。

結果

運動量が多いほど心血管疾患になるリスクも死亡リスクも低いという結果でした。

心血管疾患になるリスク

運動量が最も少なかったグループに比べて、運動量が中程度のグループでは31%、運動量が多いグループでは45%、それぞれリスクが下がっていました。

心血管疾患で死亡するリスク

運動量が最も少なかったグループに比べて、運動量が中程度のグループでは54%、運動量が多いグループでは66%、それぞれリスクが下がっていました。

総死亡リスク
運動量が最も少なかったグループに比べて、運動量が中程度のグループでは39%、運動量が多いグループでは53%、それぞれ総死亡リスク(*)が下がっていました。
(*) 死因を問わない死亡リスク。