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食べている野菜の種類が多い高齢女性は骨折や転倒で入院することが少ない

(2018年8月) "Nutrients" 誌に掲載された西オーストラリア大学などの研究で、食べている野菜の種類が多い高齢女性は骨折や転倒による怪我で入院することが少ないという結果になりました。

研究の方法

オーストラリアに住む70才以上の女性 1,429人の食生活をアンケートで調査して食べている野菜の量と種類を調べたのち、14.5年間にわたり骨折(原因は問わない)や転倒による怪我で入院していないかを追跡調査しました。

結果

追跡期間中に、骨折が404件および転倒による怪我が568件発生しました。

1日のうちに食べる野菜の種類が3種類以下のグループに比べて5種類以上のグループは、転倒による怪我で入院することになるリスクが23%および骨折で入院することになるリスクが22%低下していました。

1日のうちに食べる野菜の種類が1種類増えるごとに、転倒による怪我で入院することになるリスクが8%および骨折で入院することになるリスクが9%低下するという計算になります。

野菜の摂取量に基づきデータを3つのグループに分けて分析したところ、食べている野菜の種類と骨折や転倒による怪我で入院するリスクとの関係が統計学的に有意だったのは野菜の摂取量が最低(2.2食分/日未満)のグループだけ(転倒による怪我は17%および骨折26%のリスク低下)で、2.2食分/日以上の場合には食べる野菜の種類とこれらのリスクとの間に統計学的に有意な関係が見られませんでした。
「5~6食分で75g」という記述があるので、1食分はたぶん15gぐらい。

解説

野菜によって含有する栄養素が異なります。 したがって、色々な野菜を食べることによって色々な栄養素を摂ることができ、それが健康的な老化に役立つ可能性があります。

これまでの研究では、カロテノイド類(黄色・オレンジ色・赤色の野菜や青葉の野菜で摂れる)の摂取量が多い高齢者は骨密度の低下が少ないことや、ビタミンC・カリウム・マグネシウム(様々な野菜で摂れる)の摂取量が多い閉経後の女性は骨密度が大きく骨の減少が少ないことが示されています。

また、野菜で転倒のリスクが下がるのは、野菜の成分である各種の抗酸化物質が活性酸素種(ROS)や慢性炎症を抑制してくれるためかもしれません。 ROSや慢性炎症がよくせいされるおかげで老化による心身の機能(筋力や認知機能など)の低下が緩和されて転倒のリスクが軽減される可能性が考えられます。