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中高年男性の睡眠改善に30分×3回/週のウォーキングが有効

(2016年8月) 高齢者が直面する問題の1つとして睡眠障害がありますが、"Clinical Interventions in Aging" 誌に掲載されたケルマンシャー医科学大学(イラン)の研究で、中高年男性の睡眠の量と質を改善するのに運動習慣が有効であるという結果になりました。

研究の方法

イランに住む60才超(平均年齢は約67才)の男性46人を2つのグループに分けて、一方のグループにのみ2ヶ月間にわたる運動プログラムに参加してもらいました。 睡眠の量と質の評価には、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)(*)を用いました。
(*) 原文では一貫して "Petersburg's sleep quality index" という言葉が用いられていますが、"Pittsburgh Sleep Quality Index" のことで間違いないでしょう。 "Pittsburgh" と "Petersburg" の間に語源的な関連性は無いようです。 "Petersburg('s) sleep quality index" で検索するとイランの研究ばかりがいくつか見つかるので、イランでは "Pittsburgh Sleep Quality Index" のことを "Petersburg's sleep quality index" と表記(誤記?)するのかもしれません。

PSQIの質問項目

PSQIでは次のような質問をします:
  • 就寝時間と起床時間。
  • 布団に入ってからすぐに寝付けるか?
  • 夜中に目覚めてしまうか?
  • 快適に眠れるか? (暑さ・寒さ・痛み・咳の有無)
  • 嫌な夢を見たりしないか?
  • 無気力や昼間の眠気が生じていないか?
  • ぐっすり眠れているという感覚はあるか?

運動の内容

運動プログラムでは、1回あたり30分間のウォーキングを週3回行いました。 30分間の内容は次のようなものでした:
  • のんびり歩いてウォーミング・アップ(5分間)
  • できるだけ速く歩く(10分間)
  • ゆっくり歩いてクール・ダウン(5分間)
  • 横になって深呼吸してリラックス(10分間)
運動プログラムは専門家の指導のもとで行われました。

結果

2ヶ月間の試験期間の前後におけるPSQIの総合スコアが、運動プログラムに参加しなかったグループでは5.66→5.5とほとんど変化していなかったのに対して、運動プログラムに参加したグループでは7.59→4.09とスコアが改善されていました。 運動をしたグループのスコア改善は、統計学的にも有意でした。