運動が中高年のみなさんを深い眠りへと誘う

(2016年11月) "sleep medicine" 誌に掲載されたサン・パウロ大学の研究によると、中・高齢者の睡眠の質の改善に運動が有益だと思われます。

研究の方法
60~75才で高血圧の中高齢者(人数不詳)を次の3つのグループに分けて10週間を過ごしてもらいました:
  1. 有酸素運動(*)を週に3回行うグループ
  2. 有酸素運動と筋力トレーニングを組み合わせた運動を週に3回行うグループ
  3. 運動をしないグループ
(*) ランニング、自転車、ウォーキング、水泳など。
そして、この10週間の前後に腕時計タイプの活動計を用いて各グループの睡眠状況を調べました。
結果
10週間の運動ののち、運動をした2つのグループで同程度に睡眠の質が向上していました:
  • SFI(*): 1のグループでは18.9ポイント、2のグループでは13ポイント下がっていた。
  • 睡眠効率(†): 1のグループでは5.6%、2のグループでは6.1%向上していた。

(*) "sleep fragmentation index(睡眠断片化指数)"。熟睡の程度を示す尺度。 数値が低いほど熟睡度が高い。

(†) 布団に入っている時間全体に対する実際に眠っている時間の割合。