高齢者の生活習慣と歯の健康の関係

(2018年5月) "Journal of Clinical Periodontology" に掲載された新潟大学などによる研究で、健康的な生活を送っている高齢者は歯周病が発生/進行したり歯を失ったりしにくいという結果になりました。
Masanori Iwasaki et al. "Effect of lifestyle on 6‐year periodontitis incidence or progression and tooth loss in older adults"

研究の方法

70才の日本人高齢者374人(データに含まれる歯の数は7千本超)を対象に、アンケート調査で生活習慣を把握し、その6年後に歯周病の発生または進行の状況を調べました。

生活習慣スコア

喫煙習慣・身体活動量・太り具合・食生活という4つの項目それぞれについて健康的か不健康かを判定し、健康的である場合には1点を加算しました。 したがって、生活習慣スコアが取り得る範囲は0~4点となります。

結果

7千本の歯のうち歯周病が発生/進行したのは19%、失われた(歯が抜けた)のは8.2%でした。

生活習慣が不健康(スコアが0~1点)だったグループに比べて生活習慣が文句なしに健康的(スコアが4点)だったグループは、歯周病が発生/進行するリスク(オッズ比)が68%低く、歯が失われるリスクが58%低いという結果でした。