Masanori Iwasaki et al. "Effect of lifestyle on 6‐year periodontitis incidence or progression and tooth loss in older adults"
研究の方法
70才の日本人高齢者374人(データに含まれる歯の数は7千本超)を対象に、アンケート調査で生活習慣を把握し、その6年後に歯周病の発生または進行の状況を調べました。
生活習慣スコア
喫煙習慣・身体活動量・太り具合・食生活という4つの項目それぞれについて健康的か不健康かを判定し、健康的である場合には1点を加算しました。 したがって、生活習慣スコアが取り得る範囲は0~4点となります。
結果
7千本の歯のうち歯周病が発生/進行したのは19%、失われた(歯が抜けた)のは8.2%でした。
生活習慣が不健康(スコアが0~1点)だったグループに比べて生活習慣が文句なしに健康的(スコアが4点)だったグループは、歯周病が発生/進行するリスク(オッズ比)が68%低く、歯が失われるリスクが58%低いという結果でした。