年を取ってから出来た子供の子供で自閉症のリスクが増加

2012年の8月に発表された研究により、父親が年を取ってから出来た子供では自閉症のリスクが増加することが示されていますが、今回、英国などの研究グループが行った研究によると、父親が年を取ってから出来た子供の子供が自閉症になるリスクが増加します。

つまり、自分の父親が比較的高齢になってから自分(自分が男でも女でも)が生まれた場合には、自分の子供が自閉症であるリスクが増加するというのです。

具体的には、自分が生まれたのが父親が50歳以上になってからである場合、自分の父親が20~24歳のときに自分が生まれた場合に比べて、自分の子供が自閉症であるリスクが、自分が女性であれば1.79倍、自分が男性であれば1.67倍になります。

少しややこしいので別の視点から言うと、例えば、自分が50歳の初老の男性が、若い女性と結婚したとします。 そして、その初老の男性と若い女性の間に子供が生まれると、その子供が大人になって結婚して生まれる子供(つまり初老の男性の孫)が自閉症であるリスクが通常よりも高いということです。

この研究では、5,936人の自閉症のグループと 30,923人の対照グループのデータを分析しました。

研究グループによると、自閉症の遺伝的なリスクは世代を経るごとに蓄積されていきます。 そうして蓄積されたリスクが(特定の世代で)閾値("いきち" と読みます。「限界点」みたいな意味)を超えると自閉症が発症します。

つまり、祖父が年を取ってから父親(または母親)が生まれ、父親(または母親)が自分を生ませた(生んだ)のも年を取ってからである場合には、自分が自閉症になるリスクに、祖父の代の分と、親の代の分が加算されるというわけですね。