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すでに糖尿病の人も、そうでない人もオリーブ・オイルが健康にプラス

(2017年4月) "Nutrition & Diabetes" 誌に掲載されたシステマティック・レビューによると、2型糖尿病の予防やコントロールにオリーブ・オイルが有益かもしれません。

2型糖尿病の予防
方法

オリーブ・オイルの摂取量と2型糖尿病になるリスクの関係について調べた4つの前向きコホート研究のデータを分析しました。 データに含まれる人数は18万人超、2型糖尿病の件数は1万6千件近く、追跡調査の期間は5.7~22年間でした。

結果

オリーブ・オイルの摂取量が多い場合には少ない場合に比べて2型糖尿病になるリスクが16%低いという結果でした。 オリーブ・オイル摂取量10g/日につき、2型糖尿病のリスクが9%減るという計算になります。

ただし、オリーブ・オイルの2型糖尿病予防効果には上限があるようで、1日あたりの摂取量が15g辺りで2型糖尿病のリスク低下は頭打ちとなり、20gを超えるあたりからリスクが再びゆるやかに増加していました。

2型糖尿病のコントロール
方法

2型糖尿病患者がオリーブ・オイルを摂取したときの効果を調べた29の臨床試験のデータを分析しました。 データに含まれる人数は合計で 3,700人ほどで、試験期間は2週間~4.1年間でした。

これらの臨床試験では2型糖尿病患者を2つのグループに分けて、一方のグループにオリーブ・オイルを含む食事をするかオリーブ・オイルのサプリメントを服用してもらいました。 もう一方のグループの食事は試験により異なり、多価不飽和脂肪酸を豊富に含む食用油(植物油)を使った食事であったり、魚油(オメガ3脂肪酸)を含む食事、低脂肪/高炭水化物の食事であったりしました。

結果
HbA1c値

オリーブ・オイルを含む食事をしたときには低脂肪/高脂肪の食事をしたときに比べて、HbA1c値が平均で0.35%低くなっていました。 オリーブ・オイルと植物油魚油とで効果を比較した試験では、統計学的に有意な結果となりませんでした。

比較対象を問わずに分析すると、オリーブ・オイルを含む食事をしたときには他の食事をしたときに比べてHbA1c値が平均で0.27%低いという結果でした。

空腹時血糖値

魚油を含む食事が比較対象だった試験に限ると平均0.29mmol/Lの低下、植物油を含む食事が比較対象だった試験に限ると平均0.85mmol/Lの低下でした。 低脂肪/高炭水化物の食事が比較対象だった試験に限ると、統計学的に有意な結果となりませんでした。

比較対象を問わずに分析すると、オリーブ・オイルを含む食事をしたときには他の食事をしたときに比べて、空腹時血糖値が平均で0.44mmol/L低いという結果になりました。