オリーブ油がリウマチの症状緩和に有効である可能性

(2014年6月) "European League Against Rheumatism Annual Congress" で発表された大阪市立大学の研究によると、関節リウマチ(以下「リウマチ」)の症状軽減にオリーブオイルが有効かもしれません。

地中海地方の食事に用いられるオリーブオイルを日常的に摂取している人にリウマチの寛解(症状の減少または消失)が多い傾向が見られたのです。 オリーブオイルには一価不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

研究の方法

この研究では、リウマチ患者208人のグループと、このグループに年齢・性別を対応させた健康な男女205人のグループを対象に食事に関するアンケートを実施しました。

結果

アンケート結果を分析したところ、健康なグループに比べてリウマチ患者のグループでは一価不飽和脂肪酸や地中海的な食事(オリーブオイル以外では、魚介類、ナッツ類、果物、野菜を多く食べる)の摂取量が有意に少なくなっていました。

また、リウマチ患者のグループ内だけの比較でも、一価不飽和脂肪酸の摂取量が多い人ではリウマチの症状が活性状態にある率が半分程度(OR: 0.51; p = 0.057)であるという結果になりました。

地中海式の食事によってリウマチの症状(炎症や運動機能など)が緩和されることを示す研究は以前にも発表されていますが、地中海式の食事によってリウマチの症状が緩和される理由がオリーブオイルにあることを調べた研究としては今回のものが初めてです。

研究者のコメント
研究者は次のように述べています:
「一価不飽和脂肪酸を毎日摂取している人でリウマチの症状が寛解状態にある率が高かったことから、一価不飽和脂肪酸にリウマチの活性を抑制する作用があると言えるかもしれません」