オメガ3脂肪酸がメタボ予防に有効かどうかは微妙

(2015年3月) "Nutrients" 誌に掲載されたインディアナ大学(米国)などによるメタ分析で、オメガ3脂肪酸メタボリック・シンドローム(以下「メタボ」)を予防する効果があるかどうかは微妙だという結果になっています。
Kim, Y.-S.; Xun, P.; He, K. Fish Consumption, Long-Chain Omega-3 Polyunsaturated Fatty Acid Intake and Risk of Metabolic Syndrome: A Meta-Analysis. Nutrients 2015, 7, 2085-2100.
メタ分析の方法

このメタ分析では、魚食または長鎖オメガ3脂肪酸(DHAやEPAなど)のサプリメント服用とメタの関係を調べた9つの研究のデータを分析しました。 9つの研究の合計で、データに含まれる人数は 7,860人、メタボの新規発症件数は 1,671件でした。

9つの研究のうち7つが横断研究(調査を1回だけ行う)で、2つが前向きコホート研究(縦断研究。 特定の集団を追跡して複数回の調査を行う)でした。

結果

2つの前向きコホート研究のデータを統合的に分析したところ、メタボのリスクが、魚を週に1回食べることによって6%、長鎖オメガ3脂肪酸のサプリメントを毎日100mg服用することによって12%、それぞれ低下するという結果でした。

一方、7つの横断研究のデータを分析した結果は、魚食にも長鎖オメガ3脂肪酸にもメタボのリスクを低下させる効果は無いというものでした。

今回の結論としては、魚食またはオメガ3脂肪酸サプリメントの服用によってメタボのリスクがある程度下がる可能性は否定できないということになります。