DHA・EPAが高齢者の記憶力改善に効果?

(2016年3月) "Journal of Alzheimer's Disease" に掲載された Charité - Universitätsmedizin Berlin(ドイツ)の研究で、オメガ3脂肪酸のサプリメントが高齢者の記憶力改善に有効であるという結果になりました。

記憶力などの認知機能の低下は正常な老化の一部ですが、アルツハイマー病や軽度認知障害(MCI)の患者では低下のスピードが速まります。

研究の方法

50~75才の中高年者44人(このうち女性は20人)を2つのグループに分けて、一方のグループには長鎖オメガ3脂肪酸(DHAやEPA)のサプリメント2.2g/日を、そしてもう一方のグループにはプラシーボ(中身はひまわり油)を、それぞれ26週間にわたって服用してもらいました。

結果

オメガ3脂肪酸を服用したグループはプラシーボのグループに比べて、位置記憶能力(物をどこに置いたか)は良好でしたが言語学習能力に差はありませんでした。

今後の予定

今回示されたオメガ3脂肪酸の効果が実生活でどの程度の意味を持つかを大規模な臨床試験を今後行って調べる必要がありますが、研究チームはそれに先立ってオメガ3脂肪酸とビタミンBを組み合わせた場合の効果を調べたいと考えています。

オックスフォード大学が行った研究で、ビタミンB類が認知症予防の効果を発揮するにはオメガ3脂肪酸が必要であるという結果になっているためです。