オメガ3脂肪酸の副作用

オメガ3脂肪酸は食品にも含まれる天然の栄養素であるため、健康な人であれば副作用を心配する必要は無いでしょう。 ただし、サプリメントで大量に摂る場合には以下の副作用に注意が必要です:
  • 出血
    オメガ3脂肪酸のサプリメントによって脳内出血などの出血のリスクが増加する可能性があります。 このリスクは特に3g/日以上を服用する場合に大きくなります。 内出血しやすい人、出血障害のある人、または出血のリスクが増加する薬(アスピリンや血液希釈剤など)を服用している人は特に、サプリメントの用量に気を付ける必要があります。
  • コレステロール
    オメガ3脂肪酸の服用により、HDL(善玉)コレステロールと総コレステロール以外に LDL(悪玉)コレステロールも増加する可能性があります。 ただし、この増加は一時的なものに過ぎないと思われます。
  • 有害物質

    他の魚をエサとして食べる大きな魚には水銀が蓄積されている可能性があるため、食べ過ぎには注意が必要です。 ただし、水銀は魚の油よりも肉に蓄積されるため、魚油には水銀がほぼ含まれていないと考えられます。

    したがって、子供や妊娠中・授乳中の女性がオメガ3脂肪酸を積極的に補給する場合には、魚肉を食べる量を増やすよりも、魚油のサプリメントを飲むようにすると良いかもしれません。 ただし、魚油のサプリメントであっても、許容量を超える有機塩素化合物や PCB(ポリ塩化ビフェニル。 ダイオキシン類)が含有される可能性は残っています。 『有機塩素化合物や PCB が含まれていない』という証明がなされている魚油製品を選ぶと良いでしょう。
  • アレルギー
    魚アレルギーの人は、魚油または魚から抽出されたオメガ3脂肪酸のサプリメントを避けましょう。 特定の木の実や植物にアレルギーがある場合にも、それらの食品を原料とするサプリメントを避けるようにします。
  • 血糖値への影響
    オメガ3脂肪酸のサプリメント服用による血糖値の上昇はさほど心配する必要が無いと思われますが、糖尿病の人、低血糖の人、血糖値に作用する薬やサプリメント、健康食品を使用している人は、サプリメントの服用開始前に医師に相談しましょう。 血糖値を計測しつつ服用量を調節することが必要となることがあります。
  • その他

    上記以外にも、オメガ3脂肪酸の摂取により次のような副作用が起こり得ます:

    心拍の異常、頻尿、胸焼け、貧血、口臭、食欲不振、膨満感、血尿、目のかすみ、げっぷ、おなら、便秘、下痢、めまい、脂肪便、蟻走感(アリが皮膚の上を歩いてるような感覚)、灼熱感、頭痛、消化不良、吐き気、嘔吐、鼻血、睡眠障害、肌のアレルギー、胃痛、疲労感、体重増加、ビタミンE 欠乏症など。