オメガ3脂肪酸に ALS リスク低減の効果?

(2014年7月) "JAMA Neurology" 誌に掲載されたハーバード大学の研究によると、短鎖または長鎖のオメガ3脂肪酸を豊富に含む食品を食べることによって「ルー・ゲーリック病」として知られる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の(発症?)リスクを減らせる可能性があります。

研究の方法

この研究では、100万人超を対象とするアンケートのデータを用いて、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の摂取が ALS リスクに及ぼす影響を調べました。

結果

オメガ3脂肪酸の摂取量(中央値)は、男性では 1.40~1.85g/日、女性では 1.14~1.43g/日でした。 オメガ6脂肪酸の摂取量(中央値)は、男性では 11.82~15.73g/日、女性では 8.94~12.01g/日でした。 追跡期間中における ALS の件数は995件で、(ALSの)期間は9~24年間でした。

オメガ3脂肪酸の摂取量が多いグループでは ALS のリスクが低下していました。 短鎖オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)と長鎖オメガ3脂肪酸(魚油)の両方の摂取が ALS のリスク低下に寄与していました。 オメガ6脂肪酸の摂取による ALS リスクへの影響は見られませんでした。

留意点
マウス実験では上記の結果に反して、高用量の EPA(長鎖オメガ3脂肪酸)を用いて ALS の前処置(ALS pretreatment)をしたマウスでは ALS の進行が速くなっていました。