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ω6脂肪酸は健康に良くない?

(2013年2月) "*The BMJ*" に掲載されたサザンプトン大学の研究によると、ω6脂肪酸であるリノール酸の摂取量が多いと心血管疾患などによる死亡率が増加すると考えられます。

Philip C Calder. Old study sheds new light on the fatty acids and cardiovascular health debate. The BMJ 2013;346 DOI:10.1136/bmj.f493
研究の方法

心血管疾患を抱えている男性458人(30~59才)を2つのグループに分けて、一方のグループには飽和脂肪酸(動物性脂肪や、コーン油などを原料とするマーガリンやショートニング)の摂取量を摂取カロリーの10%以下に減らして、リノール酸(ベニバナ油やベニバナ油から作られたマーガリン)の摂取量を摂取カロリーの15%以上に増やしてもらいました。 もう一方のグループには、対象群として従来の食生活を続けてもらいました。

結果

平均で39ヶ月間にわたって、両グループにこのような食生活を続けてもらった結果、心疾患などによる死亡率が、リノール酸(ω6脂肪酸)の摂取量を増やしたグループでは16%であったのに対して、摂取脂肪の内容を変更しなかったグループでは10%でした。

コメント
この論文のエディトリアルにおいて英国の専門家は次のように述べています:
「今回の結果は、ω6不飽和脂肪などの多価不飽和脂肪酸を善玉とし、動物性脂肪を悪玉とするこれまでの風潮に一石を投じるでしょう」