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医療・健康 3行半ニュース

5月21日(日)

ビタミンDで乳腺密度は下がらない。 391人の女性に 1,000~3,000IUという量のビタミンDを1年間にわたり毎日服用させるという臨床試験で、ビタミンDの服用により乳腺密度は減らないという結果になった。("Cancer Epidemiology, Biomarkers, and Prevention"

乳腺密度とは乳房内の結合組織と腺組織に対する脂肪組織の割合のことで、脂肪組織が多いほど乳腺密度が低くなる。 乳腺密度が高いと乳腺X線の画像が判別しにくくなるほか、乳ガン(エストロゲン受容体陽性タイプと陰性タイプの両方)のリスクも増加すると考えられている。
5月10日(水)
乳製品の摂取量が多くても早死にしない。 29のコホート研究のデータ(人数は94万人弱、死亡件数は9万3千件超)を分析したメタ分析で、乳製品の摂取量が多くても総死亡リスク(死因を問わない死亡リスク)も心血管疾患(心臓病や脳卒中)で死亡するリスクも増加しないという結果。 チーズに限れば微妙にリスクが減る傾向にあったが、乳製品全体で見れば死亡リスクへの影響は中立的だった。 この研究には Global Dairy Platform やDairy Australia などの乳製品業界団体が資金を提供している。("European Journal of Epidemiology"
4月23日(日)
運動習慣で頭頸部ガンのリスクは減らない。 頭頸部ガン(口腔・鼻・喉などに生じるガン)の患者623人と頭頸部ガンではない人731人のデータを用いたケース・コントロール研究で、運動習慣と頭頸部ガンのリスクとの間に関係が見られないという結果になった。 年齢・性別・教育水準だけを考慮した分析では運動習慣がある場合に35%のリスク低下だったが、飲酒・喫煙習慣なども考慮すると統計学的な有意性が失われた。("BMC Cancer "
4月7日(金)
野菜・果物の摂取量が多くても乳ガン患者の生存率は向上しない。 10の研究のデータ(乳ガンの症例数は3万件超)を分析したメタ分析で、野菜や果物の摂取量と乳ガン患者の生存率との間に関係が見られなかった。("Scientific Reports"
4月3日(月)

DHAやEPAはダイエットに効果なし? 3万人近くの男女のオメガ3脂肪酸(DHAやEPA)摂取量を調べたのち体重とウェスト・サイズの変化を5年間にわたり追跡調査したところ、オメガ3脂肪酸の摂取量と5年間における体重およびウェスト・サイズの変化とのあいだに関係が見られなかった。 ("American Journal of Clinical Nutrition"

これまでの研究では、オメガ3脂肪酸が腸内細菌に働きかけたり褐色脂肪を活性化させたりして痩せやすい体質になることが示されている。
4月2日(日)

コーヒーを飲んでも冠動脈石灰化のリスクは減らない。 米国人男女 1,929人のデータを用いた横断研究(一時点での関係を調査する研究)で、コーヒー飲用量と冠動脈石灰化(心臓発作のリスク要因)の有無の間に関係が見られないという結果になった。 ("Clinical Nutrition ESPEN"

関連情報: "Heart" 誌(2015年)に掲載されたメタ分析では、36の研究の2万5千人分のデータを調査して1日のコーヒー飲用量が3~5杯であれば冠動脈石灰化の抑制に効果がある(多すぎると逆効果)という結果になっている。 コーヒーと心血管疾患(心臓病や脳卒中)になるリスクとの関係を調べた研究は結果が一致していない。
4月1日(土)

睡眠時間が1晩あたり8時間の乳ガン患者は死亡リスクが低い。 乳ガン患者 3,682人(乳ガンと診断された時の平均年齢は65才。 診断時のステージが1か2だった患者が92%)を対象とする調査(追跡期間の長さは不明)で、1晩あたりの睡眠時間が8時間だというグループに比べて、睡眠時間が9時間以上のグループは乳ガンで死亡するリスクが46%、総死亡リスクが37%高かった。

眠りに就くのが困難であるのが日常的である場合や、乳ガンと診断されたのちに睡眠時間が増えた場合にも総死亡リスクが49%と35%増加していた(乳ガンで死亡するリスクも増加していたが総死亡リスクほどではなかった)。("British Journal of Cancer"