「最新健康ニュース」のコンテンツを閲覧以外で利用する方は「引用・転載・ネタ探しをするときのルール」をご覧ください。

医療・健康 3行半ニュース(2018年8月)

8月17日(金)

緑茶を飲むだけでも感染症に対抗する効果が期待できる? 緑茶カテキンには抗菌・抗ウイルス作用がある。 緑茶カテキンのこの作用は、病原体に侵されている生体(ヒトなど)と病原体が生体の侵略に用いるメカニズムの両方に対して効果を発揮する。

緑茶を飲むことによって緑茶カテキン(やその代謝物)が全身に行き渡ることが、これまでの研究で示されている。 したがって、緑茶を飲むだけでも感染症(風邪やインフルエンザなど)の予防や治癒に効果を発揮することが期待できるかもしれない。 (BioMed Research International
8月16日(木)

銅の摂取量が多い人はテロメアが長い。 米国人男女 7,324人(48%が男性)を対象に、血液を検査してテロメア(細胞の老化の指標)の長さを調べたり、過去24時間における食生活を尋ねたりしたところ、銅の摂取量が多い人はテロメアが長かった。

年齢が1才増えるごとにテロメアの長さ(T/S比)が0.06小さくなっていた。 銅の摂取量が1単位(log変換後)増えるごとに、テロメアの長さが0.02長くなっていた。 銅の摂取量は、女性で1.12mgおよび男性で1.51mgだった。 銅が健康への影響を介して肉体の老化に影響している可能性がある。("frontiers in Endocrinology")

関連記事: 過剰な銅が男児のワーキング・メモリーに悪影響?
悩みなき子供時代は10才頃まで? これまでの研究で、子供の幸福感が思春期のうちに下がり続けることが示されている。 そこで世界15ヶ国に住む子供4万8千人のデータを用いて8才以降の幸福感の程度を調べたところ、「子供の幸福感は10才ごろから低下し始める」という仮説を裏付ける傾向が大部分の国において見られた。 (Child Development
8月10日(金)
食生活の炎症度と子供の学校の成績。 ポルト大学(ポルトガル)などの研究グループが平均年齢11.6才の子供524人(女児277人)を調べた横断研究で、食事炎症指数(DII)のスコアが高い(炎症が促進される食生活を送っている)子供は学業成績(算数や国語など)が悪いという関係が見られた。 (Public Health Nutrition
8月5日(日)

閉経後女性が運動をしてもテロメアの長さに違いが見られなかった。 身体活動によりガンのリスクが下がるが、そのメカニズムは知られていない。 そこで、その「メカニズム」にあたるのがテロメアではないかと考えた研究チームは、カナダ在住の健康な閉経後女性212人を2つのグループに分けて一方のグループにのみ1年間にわたり運動を行わせたが、運動をしなかったグループとの間でテロメアの長さに違いが見られなかった。

運動の内容は、1回45分間の有酸素運動(ウォーキング・自転車・ジョギングなど)を週に5回というもの。 212人の平均BMI値は29kg/m(肥満)。 (Cancer Epidemiology
8月3日(金)

ナスビの健康効果(レビュー) 「栄養がない」「スカスカだ」「油を吸い過ぎる」「焼くと美味い」などと蔑(ないがし)ろにされることが多いナスビだが、実はナスビにはビタミン類・フェノール類・抗酸化物質が豊富に含まれている。 ナスビに秘められた薬効が最近になって認知され始めている。(Food Chemistry

Wikipedia によると、ナスビの成分ナスニン(アントシアニンの一種で皮の部分に含まれる)には活性酸素の発生を抑制する抗酸化作用があり、ガンを抑制する効果が期待される。 またコリンという成分には、血圧やコレステロールを下げる・動脈硬化を防ぐ・胃液の分泌を促す・肝臓の働きを良くするなどの作用が認められている。
8月1日(水)
次世代のプロバイオティクスとして期待される腸内細菌 (レビュー) ビフィズス菌(Bifidobacterium spp.)は細胞外構造や分泌物を用いて腸の健康を促進する。 Faecalibacterium prausnitzii菌 / Roseburia intestinalis菌 / Eubacterium hallii菌は食物繊維から短鎖脂肪酸(SCFA)を作り出して腸細胞にエネルギーを供給し、抗炎症効果を腸にもたらす。 Akkermansia muciniphila菌は代謝疾患において有益な作用を発揮したり腸のバリア機能を強化したりする。 バクテロイデス属の細菌(Bacteroides spp.)が分泌する分子は免疫調節作用により腸の健康維持に寄与する。 バクテロイデス属の細菌の一種である Bacteroides fragilis菌には有害な作用もある。 (Nutrients