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医療・健康 3行半ニュース

9月24日(金)
カフェイン摂取で血糖値が上昇。 カフェインと血糖値などの関係について調べた7つの試験の結果を調査したところ、7つのうち5つの試験でカフェイン摂取により血糖値が上昇し、血糖値が高い状態が続く時間が長くなるという結果だった。(Diabetes & Metabolic Syndrome: Clinical Research & Reviews
9月22日(金)

パーキンソン病患者の睡眠改善に気功が効果。 パーキンソン病患者10人を2つのグループに分けて、6週間にわたり一方のグループには本物の気功を、そしてもう一方のグループには偽の気功を続けさせたところ、気功(本物)を続けたグループは睡眠の質が改善した。

睡眠の質はTNF-α(炎症性サイトカインの一種)の血中濃度との間に関係が見られ、気功(本物)を続けたグループではTNF-αが減っていたが、気功(偽)を続けたグループではTNF-αが増加傾向にあった。(Medicines
9月21日(木)
喘息治療薬「シングレア」で抑鬱や悪夢のリスクが増加。 喘息治療薬「モンテルカスト(製品名:シングレア)」により抑鬱・悪夢・攻撃性・頭痛などのリスクが増加する恐れがある。 攻撃性の増加は主に子供に見られた。 抑鬱と悪夢は成人と子供の両方に見られた。(Pharmacology Research & Perspectives
9月20日(水)
高血圧と心臓突然死のリスク。 高血圧の人は高血圧でない人に比べて、30才以降の一生のうちに心臓突然死が生じるリスクが30%増加する。 このリスクは、最高血圧が20mmHgおよび最低血圧が10mmHg上がるごとに20%ずつ増加してゆく。 理屈のうえでは降圧剤で心臓突然死のリスクを減らせるはずだが、15のランダム化比較試験のデータを分析した最近のメタ分析では、降圧剤で治療しても高血圧患者の心臓突然死リスクが下がらないという結果になっている。(Journal of Electrocardiology
9月18日(月)
食生活が地中海地方のものに近い人は虚弱になることが少ない。 北米に住む平均年齢61才の男女 4,421人の食生活を調べたのち虚弱(不本意な体重の減少・疲労感・活動量の低下・動作の鈍化・筋力低下などが見られる状態)に陥るかどうかを8年間にわたり追跡調査したところ、食生活がメディテラネアン・ダイエットに最も近かったグループは最も遠かったグループに比べて、虚弱になるリスクが29%低かった。 メディテラネアン・ダイエットを構成する食品の中でも鶏肉の摂取量が少ない場合に、虚弱リスクの増加が顕著だった。(Clinical Nutrition
9月16日(土)

LEDライトでビタミンDを効率的に補給。 ヒトの皮膚組織(美容外科部門から入手した)にLED(発光ダイオード)ランプから放たれる人工の紫外線または太陽光を当ててビタミンDの合成量を比較するという実験で、293nmの波長の光(紫外線B波)を放つLEDを用いると太陽光の2.4倍も効率的にビタミンDを合成できるという結果になった。

将来的にはLEDランプを利用してビタミンDを効率的に補給できる機器を開発できるかもしれない。 そうした機器は、脂質吸収不全のためにビタミンDのサプリメントを服用してもビタミンDを満足に吸収できない患者や、活性型ビタミンDが不足しがちな慢性腎疾患の患者に役立つ。(Scientific Reports
9月15日(金)
健康的な食生活は腎臓の健康維持に寄与しない? 25~65才の男女 3,787人を15年間にわたり追跡した調査で、全粒穀物や野菜や果物の摂取量が多くても腎機能(指標としてeGFRとACRを調べた)の経年劣化は緩和されないという結果だった。(British Journal of Nutrition
9月13日(水)
高い認知機能を維持している日本人高齢者はどのような食品を食べているのか? 日本に住む69~71才の高齢者635人を調査したところ、認知機能が高い人は野菜・果物・大豆製品魚・海藻・キノコ・じゃがいもをよく食べていた。(Nutrition Journal
9月10日(日)

2型糖尿病にシナモンは効果なし? 平均年齢57才の2型糖尿病患者44人を被験者とするランダム化比較試験において、被験者の半数にのみシナモンのサプリメント(3g/日)を8週間にわたり服用させたが、シナモンを服用したグループと服用しなかったグループとの比較においても、シナモンを服用する期間の前と後との比較においても、空腹時血糖値・HbA1c・インスリン値・HOMA-IR値などに違いが見られなかった。

これまでの類似研究では、シナモンに血糖値を下げる効果のあるという結果になったものと、そのような効果はないという結果になったものが混在している。 研究により結果が異なるのは、投与期間や投与量や被験者層の違いなどが理由かもしれない。 研究者は「シナモンが血糖コントロールができていない2型糖尿病患者でのみ効果を発揮する可能性も考えられる」と述べている。(Nutrients
9月9日(土)

欧米型の食生活でIBS(過敏性腸症候群)のリスクが増加。 4万4千人超(IBS患者は 2,423人)を対象にアンケート調査を行って食生活のパターンとIBSのリスクとの関係を分析したところ、食事パターンが欧米型の食生活に近いグループは欧米型でないグループに比べてIBSのリスクが38%高かった。 また、女性に限ると食事パターンがフランスの伝統的な食生活に近いグループでもIBSのリスクが29%高かった。

この研究において、欧米型の食生活とは脂質・糖類・間食(ポテトチップスなど塩気の多いスナック類)・果物ジュース・野菜ジュースなどの摂取量が多く、固形の野菜や果物の摂取量が少ない食生活。 フランスの伝統的な食生活とは、パン・肉類・お酒・チーズ・イモ類などの摂取量が多い食生活。(Nutrients
9月8日(金)
犬と同じ部屋で眠るのは良いが、いっしょの布団で眠ると睡眠の質が低下。 犬を飼っている40人の成人(睡眠障害ではない人たち)の睡眠の状況を調査した研究で、犬種にかかわらず犬と同じ部屋で眠るのは睡眠の質の向上に役立つことがあるが、犬と同じ布団に入って眠ると睡眠の質が低下するという結果になった。(Mayo Clinic
9月7日(木)
脚力が強い人はガンで死ぬことが少ない。 50才以上の男女 2,773人を対象に、①脚の筋力を測定し、②脚の筋力向上につながるような身体活動を行う習慣に関して尋ねて死亡リスクとの関係を調べたところ、脚の筋力の強さにおいて上位25%に入るグループはガンで死亡するリスクが50%低かった。 脚の身体活動習慣と死亡リスクとの間には統計学的に有意な関係が見られなかった。("Journal of Physical Activity and Health"
9月6日(水)
食品でIBSをどうにかしようという研究の現状のまとめ。 ①食物繊維に関してはオオバコ由来のものに限り「IBSに効果が期待できる」というデータがある。 今後の研究で各種の食物繊維の効果を調べる必要がある。 ②バイオティクスのIBSへの効果は限定的。 ③バイオティクスは菌の種類により効果があったりなかったりすると思われる。 菌株や用量について今後の研究で調べる必要がある。 ④低FODMAP食はIBSに対して有効であることが複数の試験により確認されいてる。 ⑤グルテン・フリーの食事やペパーミント・オイルの有効性は現時点では不明。("Current Opinion in Clinical Nutrition & Metabolic Care"
9月5日(火)
膝の健康のためには軽い運動がいちばん? 膝に関節炎(変形性関節症)が生じるリスクが高いが身体機能に障害は生じていないという平均年齢65才で平均BMIが28.4の男女 1,873人の身体活動量を加速度計で客観的に調べた研究で、1日のうち60分間を座って過ごす代わりに軽い身体活動(おそらくウォーキングなど)をして過ごすことによって、2年間のうちに歩行に支障が生じる(20mの歩行テストにおいて歩行速度が毎秒1m未満となる)リスクが17%低いという結果になった。 激しい身体活動や中程度の激しさの身体活動よりも、軽い身体活動がもっともリスク低下幅が大きかった。("American Journal of Preentive Medicine"
9月3日(日)
豊かな緑がもたらすのは清浄な空気や静けさだけではない? 420万人のスイス人を8年近くにわたり追跡した調査で、大気汚染や交通騒音を考慮して分析してもなお、緑が豊かな地域に住んでいると死亡リスクが低いという結果になった。 植生が大気汚染や騒音の軽減以外のなんらかの面においても死亡リスクの低下に貢献している可能性がある。("Environment International"
9月1日(金)
高齢者の筋肉量の維持に就寝前のタンパク質摂取が有効? 平均年齢72才の健康な男性高齢者48人を被験者とするランダム化比較試験において、就寝前に摂取したタンパク質(カゼインを40g)であっても就寝中に消化・吸収されて筋原線維の合成に用いられることが示された。("Journal of Nutrition"