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医療・健康 3行半ニュース

11月14日(火)
(米国)高血圧の新基準。 これまでは収縮期(最高)血圧が140mmHg以上または拡張期(最低)血圧が90mmHg以上である場合を「高血圧」であるとしていたが、米国心臓協会が昨日発表した新しいガイドラインにより、収縮期血圧は130mmHg以上そして拡張期血圧は80mmHg以上である場合を高血圧とみなすように改定された。 この改定により米国人の46%が高血圧とみなされることに。(American Heart Association
11月13日(月)

有酸素運動で海馬のサイズが維持される。 有酸素運動と海馬(記憶や学習などに深く関与する脳の領域)のサイズの関係を調べた14の研究論文のデータ(被験者数は合計で737人)を調べたメタ分析により、左脳の海馬に限り有酸素運動により萎縮が抑制されるようであることが明らかになった。 (NeuroImage

アルツハイマー病などの認知症の患者には海馬の萎縮が見られる。 また、高齢者では海馬のサイズが大きい方が記憶力が優れているという研究がある一方で、子供や若者では海馬のサイズが小さいほうが記憶力が優れているという研究や、海馬のサイズよりも形状のほうが記憶力との関係が深いという研究もある。
11月12日(日)

日本人女性の骨の健康のために必要なビタミンD摂取量。 平均年齢21才の女性296人を調査した日本の研究で、骨の健康のために必要な20ng/mLというビタミンD(カルシフェジオール)血中濃度を達成するには、ビタミンDを1日あたり11.6μg以上取る必要があるという結果になった。 現在の日本のガイドラインで成人に推奨されているビタミンD摂取量は男女ともに5.5μg/日だが、この推奨摂取量では不十分かもしれない。(Journal of Bone and Mineral Metabolism

米国のガイドラインでは15μg/日(70才まで)~20μg(71才以上)というビタミンD摂取量が推奨されているが、この米国の推奨摂取量ですらビタミンDが足りないのではないかとも言われている。
11月6日(月)
標高が高いほど自殺率が高い。 米国の隣接する 3,064の郡のデータを調査したところ、標高が100m高くなるごとに自殺率が0.4%増加していた。 その理由は不明だが、標高が高くなるほどに酸素濃度が低下するためかもしれない。 酸素濃度はセロトニン(神経伝達物質の1つで自殺のリスクにも影響する)の代謝や気分障害のリスクに影響している可能性が考えられる。(The Conversation
道路騒音と大腸ガン患者の死亡リスク。 デンマークに住む大腸ガン患者 1,234人の生存状況を4年間にわたり追跡調査した結果、自宅でさらされる道路騒音の程度と死亡リスクとの間に関係は見られなかった。 大腸ガンで死亡するリスクに限っても同様だった。 結腸ガンと直腸ガンに分けて分析しても同様だった。 初期(ステージI~II)の大腸ガン患者のほうが道路騒音の死亡リスクへの影響(リスク増加)が大きい傾向が見られたが、いずれにせよ統計学的に有意な結果ではなかった。 この手の研究は今回のものが初めてである上に今回の研究は統計学的な面において力不足であるため、今後の研究で今回の結果を確認する必要がある。(Plos One
11月3日(金)

中年の頃に炎症体質だと年を取ってから認知機能が低下しやすい。 平均年齢53才の男女 1,633人(60%が女性)の血液を検査して全身の炎症の程度を示す5つのバイオマーカーの血中濃度を調べ、それから24年後に脳のサイズや記憶力などを調べたところ、中年の頃に5つのバイオマーカーのうち3つ以上で全身性の炎症が生じていることが示された人は認知症リスクに関与する脳領域のサイズが5%小さく記憶力が悪かった。(Neurology

全身性の慢性的な炎症は、健康的な食事・運動習慣・禁煙など生活習慣に気を付けることで抑制できる。 糖尿病や高血圧などの持病がある場合には、そうした持病をきちんと管理するのも炎症の抑制に有益。
11月1日(水)
2型糖尿病の女性患者はビタミンDで気分改善。 抑鬱が生じている2型糖尿病の女性患者56人に半年間にわたりビタミンDを1週間あたり5万IUという用量で投与したところ、抑鬱症状と不安感が軽減され、健康状態も全般的に改善された。 今回の結果は今後のランダム化比較試験で確認する必要がある。 ビタミンDの大量摂取は、医師の監督の下で行うこと。(Journal of Diabetes Research