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医療・健康 3行半ニュース(2017年12月)

12月31日(日)

カロリーが濃い食生活をしていても子宮内膜ガンのリスクは増えない? 糖尿病やガンの病歴がない閉経後女性3万人超を13年間ほど追跡調査した研究で、食生活のエネルギー密度・グリセミック指数グリセミック負荷と子宮内膜ガンになるリスクとの間に関係が見られなかった。(Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention

エネルギー密度とは、一定量(1gや100g)の食品に含まれるカロリー(kcal)のこと。 脂肪分が少ない食品や、野菜や果物のように食物繊維を多量に含んでいる食品はEDが低くなる。
12月29日(金)

魚や鶏肉を食べる量が多くてもガンで死亡するリスクは減らない。 2017年2月1日までに発表された14の前向き研究のデータ(人数は合計240万人弱、ガンによる死亡件数は9万7千件弱)を分析したメタ分析で、魚や鶏肉を食べる量が最大のグループと最少のグループとで各種のガンにより死亡するリスクにほとんど差が無いという結果だった。 鶏肉に関しては摂取量が多い場合にリスクが微減(-4%)だったものの、統計学的な有意性が微妙(95% CI, 0.93-1.00)だった。(Nutrition and Cancer

この結果をポジティブに捉えるならば、「加工肉や赤身肉と違って魚や鶏肉はたくさん食べてもガンで死亡するリスクが増えない」とも言える。
12月27日(水)

コーヒー習慣と心臓病や脳卒中のリスク。 高血圧の人は? これまでに発表された観察研究やメタ分析などの中からコーヒーの飲用習慣と心血管疾患(心臓病や脳卒中)のリスクとの関係を調べたものを選出して目を通したところ、コーヒーを毎日3~5杯飲む習慣がある人は心血管疾患になるリスクが15%低いという結果だった。 心血管疾患で死亡するリスクは、コーヒーを毎日1~5杯飲む習慣があると低かった。

心血管疾患の病歴がある場合にも、コーヒーの飲用習慣によって再発リスクや死亡リスクが増加してはいなかった。 ただし、高血圧であるうえに血圧をコントロールできていない場合には、コーヒーを大量に飲まないほうが良いと思われる。 血圧をコントロールできていればコーヒーの飲用は恐らく安全だが、この点については今後の研究で確認する必要がある。 (Journal of Agricultural and Food Chemistry
12月18日(月)
犬を飼っていても死亡リスクは下がらない? 英国に住む男女6万人弱を対象に、犬を飼っているかどうかを尋ねたのち11年間以上にわたり死亡状況を追跡調査したところ、犬を飼っているかどうかと死亡リスクとの間に関係が見られなかった。 これまで研究では、犬を飼うのが運動不足解消・血圧やコレステロールの改善・ストレス軽減・死亡リスク低下に有益であることが示されている。 研究チームによると、今回の研究には幾つかの弱点があり、そのためにこのような結果となった可能性がある。(American Journal of Preventive Medicine
12月17日(日)
魚を食べて骨折のリスクが下がるのは魚の骨ではなく油のおかげ。 オメガ3不飽和脂肪酸(DHAやEPA)や魚の摂取量と股関節骨折のリスクとの関係を20才以上の成人で調べた9つの研究のデータ(人数は合計30万人弱)を分析したメタ分析で、オメガ3不飽和脂肪酸や魚の摂取量が多い人は股関節骨折のリスクが低いという結果になった。(Critical Reviews in Food Science and Nutrition
12月15日(金)
大気汚染で子供が不良に。 カリフォルニアの都会に住む9才の子供が18才になるまで追跡調査した研究で、大気汚染物質の1つであるPM2.5による汚染がひどい地域に住んでいる子供は不良行為(嘘を付く、人をだます、ずる休みする、盗みを働く・暴力を振るう・放火する・違法薬物を使用するなど)が多いという結果だった。(Journal of Abnormal Child Psychology
脳卒中のリハビリには後ろ歩き。 脳卒中になってから1週間が経過した患者18人を2つのグループに分け、後ろ向きに歩くトレーニング(BWT)または一か所に立ってバランスをとるトレーニング(SBT)を30分間×8回行わせたところ、BWTを行ったグループのほうが歩行能力の改善幅が大きかった。(Journal of Neurologic Physical Therapy
12月14日(木)

体を動かすことが多い中学生は学校の成績が良い。 平均年齢13才の少年少女2千人超の身体活動量を計器を用いて7日間にわたり客観的に調べるということを 2014年と2015年の2つの時点で行い、その結果を学業成績と照らし合わせたところ、男子は身体活動量が多いと成績が良好であり、女子は身体活動量が(2014年から 2015年にかけて)増えると成績が向上するという結果だった。

この結果に基づき研究チームは、「健康のためにも学校の成績のためにも身体活動量を増やすことが必要。 ただし、そのために勉強時間を減らしたりしないこと!」と述べている。(Journal of Adolescent Health
12月13日(水)
NSAIDの常用で膵臓ガンのリスクは下がらない。 ただし糖尿病の人は... 米国に住む男女14万人を平均で30年間ほどにわたり追跡した調査で、アスピリンその他の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)を服用する習慣があっても膵(すい)臓ガンになるリスクは下がらないという結果だった。 糖尿病を抱えている人にアスピリンを服用する習慣がある場合に限れば、膵臓ガンのリスクが29%低下していた。(Gastroenterology