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医療・健康 3行半ニュース(2016年11月20日)

血圧の目標値をシビアに設定することで救われる命がある。 SPRINT(Systolic Blood Pressure Intervention Trial)という臨床試験で、心臓病・脳卒中になるリスクが高い50才以上の人は収縮期(最高)血圧を140mmHg以下ではなく120mmHg以下を達成するほうが生存率が高いという結果になった。

この結果を米国人全般に当てはめたところ、収縮期血圧の目標値を140mmHg以下ではなく120mmHg以下とすべき米国人は1800万人で、この人たちが120mmHg以下という目標値を達成することで減らせる死亡者数が年間 107,500件になるという計算結果だった。 ステージ3~4のCKD患者に限ると、120mmHg以下を達成することで年間 32,800人の死亡者減となる。 ロヨラ大学医療センターの研究。 (ASN Kidney Week 2016)

バイオ人工腎臓の開発に進展。 オランダの研究チームがバイオ人工腎臓に必要となる「生きている透析膜(living membrane)」の開発に成功した。 「生きている透析膜」とは、人工の膜の表面に腎細胞で構成された層を形成したもの。

"ciPTECs(conditionally immortalized human renal proximal tubular epithelial cells)" と呼ばれる腎細胞の層をポリエーテルスルフォン製の中空糸膜に形成したところ、「生きている透析膜」として機能した。 バイオ人工腎臓が実現すれば、血液透析や腎臓移植が不要となることが期待される。 研究チームによると、今回開発された技術は、肝臓や膵臓などのバイオ人工臓器にも利用できる可能性がある。 (ASN Kidney Week 2016)