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医療・健康 3行半ニュース(2016年12月15日~17日)

12月15日(木)

未婚者は脳卒中で死ぬことが多い。 41才以上の米国人男女 2,351人の平均5.3年分のデータを分析したところ、脳卒中になった後に死亡するリスクが未婚者は既婚者に比べて71%高かった。 結婚したのちに離婚または死別により独身に戻ったという男女では、この数字は23%と25%だった。 生別や人種によるリスクの違いは見られなかった。

興味深いことに、離婚または死別の後に再婚しても脳卒中で死亡するリスクは依然として高いままだった。 過去の研究にも離婚した女性は再婚後にも依然として心臓発作のリスクが高いという結果になったものがある。 今回の研究はデューク大学などが行ったもので、"Journal of the American Heart Association" に掲載された。(米国心臓協会
12月16日(金)

アスピリンに大腸ガンと膵臓ガンの成長を鈍化させる効果? 転移性の結腸ガン・非転移性の結腸ガン・非転移性の膵臓ガンという3種類のガンの細胞を用いた細胞実験で、アスピリンに血小板がガンの細胞の成長と分裂を促進するのを阻止する効果のあることがわかった。

血小板は凝結に関与する血液細胞だが、成長因子を放出して腫瘍性タンパク質(腫瘍細胞の発達を調節するタンパク質)を増加させることによってガン細胞の成長を助長する。 アスピリンは抗血小板作用を有する薬物で、低容量を常用すると一部のガンのリスクが低下することが知られている。

膵臓ガンの細胞では少量のアスピリンで血小板による成長因子の放出が収まり、ガン細胞の生存および拡散に必要となる腫瘍性タンパク質のシグナル伝達が阻害されたが、転移性の結腸ガンの細胞では経口による服用では達成できないほどに高用量のアスピリンを用いないとガン細胞の成長を止めることができなかった。 ("Cell Physiology")
12月17日(土)
胸焼けの薬でカペシタビンの効果が損なわれる。 胸焼けや胃腸出血の治療に用いられるプロトンポンプ阻害薬(PPI)によりカペシタビンという抗がん剤の効果が損なわれることをアルバータ大学の研究チームが明らかにした。 胃ガン患者500人超を対象に行われた調査で、無増悪生存期間が1ヶ月超、そして生存期間が2ヶ月超損なわれ、疾病コントロール率が11%低下した。 初期の大腸ガン患者を対象に行われた別の研究でも、PPIによりカペシタビンの治療効果が低下した。 ("JAMA Oncology")

他人の親切に感謝の気持ちを感じられないのは自立心が強いから? 500人超を被験者として3つの試験を行った結果、次の3つが明らかになった: 自立心が強い(他人に依存することも他人に依存されることも望まない)人は、他人に自分の得になること(物をもらうなど)をしてもらっても、それをあまり喜ばない。 自立心が強い人は他人に感謝されても喜ばない。 自立心が強い人は、他人に良く見られたいと考えるが他人に同情はしない(つまり偽善的な)傾向にあった。("Cognition and Emotion")

研究者は次のように述べている: 「現代の米国では自立心が重んじられるけれど、自立心が強すぎるのも考えもの。 感謝のココロは人間関係の接着剤なの」
カラオケの前に運動をしても上手に歌えはしない。 22人の学生に有酸素運動を30分間行ってもらって、その前後に歌を歌わせてみたが、運動の前後で歌の上手さに違いは生じなかった。 運動によって声を出す力が向上するものの、上手に歌うために要求される呼吸器・喉頭・共鳴系の微調整には効果がなかった。 上手に歌うには運動よりも発声練習のほうが効果的だと思われる。 ("Journal of Voice")