コンテンツの利用をお考えの方は引用・転載をするときのルールをご確認ください。

医療・健康 3行半ニュース(2月23日~25日)

2月25日(土)

アルツハイマー病治療薬で一部のMCI患者の認知機能低下が早まる恐れ。 アルツハイマー病の治療薬として承認されているドネペジルを軽度認知障害(MCI)の患者に使用すると、患者がBChE-K(ブチリルコリンエステラーゼのK変異体)と呼ばれる遺伝子の持ち主である場合に、認知機能が低下するペースが早まる恐れがある。("Journal of Alzheimer’s Disease")

MCIはアルツハイマー病に似た症状を示すことが多いため、MCI患者にアルツハイマー病の治療薬を適用外処方されることがある。
2月24日(金)

運動不足の人と喫煙者は不眠症になりやすい。 18才以上の台湾人男女1万3千人近くの7年分のデータを用いて、身体活動量や喫煙習慣と不眠症との関係を調べたところ、身体活動量が少ない場合には22%、喫煙習慣がある場合には45%、不眠症になるリスクがそれぞれ増加していた。

さらに、身体活動量が多く喫煙習慣も無いという健康的なグループと、身体活動量が少ないうえに喫煙習慣まであるという不健康なグループを比較したところ、不健康なグループは健康的なグループに比べて不眠症になるリスクが78%高かった。("sleep medicine")
2月23日(木)
男性でのみ、コーヒーを飲む習慣があると皮膚ガンの一種であるメラノーマになりにくい。 欧州10ヵ国に住む25~70才の男女48万人近くのコーヒー飲用量を調べたのち15年近くにわたりメラノーマ(皮膚ガンの一種)の発生状況を追跡調査したところ、男性においてのみコーヒー(カフェイン入りのもの)を飲む習慣があるとメラノーマになるリスクが69%低いという結果だった。 女性では、コーヒー飲用習慣とメラノーマのリスクとの間に関係が見られなかった。 カフェインが除去されているデカフ・コーヒーや茶に関しては、男女ともにメラノーマのリスクとの間に関係が見られなかった。 追跡期間中に発生したメラノーマの件数は 2,712件だった。("International Journal of Cancer")
お茶やコーヒーが心臓病などの予防に有益。お茶は特に太っている人で。 お茶やコーヒーの飲用と心血管疾患(心臓病や脳卒中)あるいは心血管疾患のリスク要因(高血圧・高血糖・高脂血症)との関係について調べ過去5年間のうちに発表された研究のデータを分析したところ、普通体重の人ではお茶を飲む習慣があっても心血管疾患のリスク要因のリスクが減って減っていなかったり(試験により異なる)だったが、過体重の人では複数の臨床試験やメタ分析でお茶を飲む習慣がある人は心血管疾患のリスクが低かった。 コーヒーはこれまで心血管疾患のリスクを上げるのではないかと懸念されていたが、最近の研究の中にはコーヒーを適度に飲む習慣があると心血管疾患のリスクが上がるどころか下がる可能性が示すものもある。("Current Pharmaceutical Design ")
教育水準が高い人は記憶力が良いが、記憶力の衰え方が遅いわけではない。 欧州10ヵ国に住む65才以上の男女1万人の記憶力を8年間の期間を空けて2回にわたりテストしたところ、教育水準が高い人は初回のテストで良い成績だったものの、記憶力の低下ペースに関しては教育水準との間にほぼ関係が見られなかった。("Neuroepidemiology")