飲むコラーゲンの肌への効果(システマティク・レビュー)

(2019年2月) カリフォルニア大学などの研究グループがコラーゲンの肌への効果について調べたシステマティック・レビューを "Journal of Drugs in Dermatology" に発表しています。
Franchesca D. Choi et al. "Oral Collagen Supplementation: A Systematic Review of Dermatological Applications"

レビューの方法

褥瘡(床ずれ)・乾皮症・肌の老化・セルライト(皮下脂肪。特に女性のヒップに蓄積するもの)に対するコラーゲンの効果を、2.5g/日~10g/日のコラーゲン加水分解物を8~24週間にわたり投与して調べた11の研究(被験者数は合計805人)の結果をまとめました。

結果

コラーゲン・トリペプチドを3g/日の用量で4~12週間にわたり投与した2つの研究で、肌の柔軟性と皮膚水和度が著しく改善していました。 また、コラーゲン・ジペプチドを投与した1つの研究で、コラーゲン・ジペプチドの含有量が多いほどアンチ・エイジング効果が高いことが示唆されています。

予備的な研究では、コラーゲンの短期的あるいは長期的な経口補給が傷の治癒肌の老化に対して有望であることが示されています。 さらに、コラーゲンの経口補給により皮膚の柔軟性・水和度・コラーゲン密度が向上します。

コラーゲンの補給は概ね安全で、有害な副作用は報告されていません。

アトピー性皮膚炎などの皮膚バリア疾患の治療へのコラーゲンの利用については、理想的な用量も含めて今後の研究でさらに調べる必要があります。