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オレンジジュースが認知機能の改善に有効

(2015年5月) "American Journal of Clinical Nutrition" に掲載されたレディング大学(英国)の研究で、オレンジジュースが認知機能の改善に有効であるという結果になりました。

研究の方法

この研究では、平均年齢67才の健康な男女37人にオレンジジュースと偽オレンジジュース(味とカロリーがオレンジジュースと同じ)をそれぞれ8週間にわたって毎日500ml飲んでもらい、グローバル認知機能(記憶力など)の変化を比較しました。

結果

オレンジジュースを飲んだ8週間の後には、偽オレンジジュースを飲んだ8週間の後に比べて、グローバル認知機能が総合的に8%改善されていました。 これは大きな数字ではありませんが、統計学的に有意な数字です。

8%の改善というのは、例えば15の品物から成る買い物リストを暗記するというテストであれば、暗記できる品物の数が1つ増えるというのに相当します。

オレンジジュースの栄養

オレンジジュースにはフラボノイド類、中でもフラバノンが豊富に含まれています。 近年の複数の研究によると、フラボノイド類は海馬(学習と記憶に関与する脳の器官)のシグナル伝達経路を活性化することによって記憶力改善効果を発揮している可能性があります。

フラボノイドにより認知機能が改善するメカニズムは完全には解明されていませんが、次のような可能性が考えられています:

  • 脳の血流を改善する。
  • 酸化ダメージからニューロンを保護する。
  • ニューロンのシグナル伝達効率を良くする。
留意点
研究チームは毎日500mlのオレンジジュースを飲むことを推奨してはいません。 果物が健康的な食品である一方でジュースは100%果汁のものであっても健康的とは言えないという研究が複数ありますから、オレンジジュースを飲むよりもオレンジを食べる方が良いでしょう。 さらに言えば、オレンジ以外の果物や野菜にもフラボノイドを豊富に含むものが多々あるので、オレンジにこだわる必要すら無いかもしれません。