幸いなるかな「最新健康ニュース」を見つけた者は。 このサイトは Google 検索に嫌われているからして、いつまた巡り会えるともわからぬ。 ぬかりなく当サイトをブックマークに入れ毎日訪問するがよかろう。

健康的な食生活を過度に追求してしまう「正食症」

(2015年9月) 正食症(オルトレクシア)はDSM-5(*)で正式に認められる精神疾患ではありませんが、拒食症(アノレクシア)などのように正式に認められている摂食障害にも関わってきます。以下は、ラトガーズ大学カムデン校の心理学者による正食症についての解説です。出典: When ‘Healthy’ Eating Becomes a Health Risk
(*) Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders(精神疾患の診断・統計の手引き)。 米国精神医学会が発行する文書で、精神疾患を分類し診断基準を提示している。
正食症とは?

正食症は食行動異常(maladaptive eating)の一種で、当初は健全な意図で始まることがあります。 例えば、最初は不健康だとされている糖類やお菓子を避けるだけだったのが過激化して、塩を避けるようになり、小麦(グルテンを含むので)や牛乳も避けるようになり、ついには炭水化物まで食べなくなるといった具合です。

避けるべき食品のことばかりが病的に気になって食べる食品の種類が減り続けてゆきますが、正食症の人は自分では健康的なことをしていると思っているので、それが不健康ではないかと疑うことすらありません。

正食症はどう危険なのか?

炭水化物なども拒絶するようになると、活力が低下したり抑鬱が生じたりすることがあります。 重症の場合には、最終的に栄養失調になります。

食事は社交活動においても重要な役割を果たすため、正食症は社交活動にも悪影響を及ぼします。

他の摂食障害との関係は?

食事を病的に制限するという点において正食症は拒食症と似ています。 正食症と拒食症との違いは、食事を質的(食品に含まれる物質)に制限したいか量的(カロリー)に制限したいかという点です。

拒食症の人が痩せ過ぎになるのに対して、正食症の人は体重に関しては正常であることも少なくありません。

健康的な食生活と正食症との見分け方は?

遺伝子組み換え食品を避ける・菜食主義・有機農産物しか口にしないなどの健康的な食生活を送る人と正食症の人との違いは、「健康的な食事」の探求に生活が乗っ取られていないかどうかです。

正食症の人は、口にする食品のことばかりを考えて尋常ではない長時間を過ごしたり、制限中の食品をついつい食べてしまわないように社交活動(バーベキューや飲み会)を避けたりします。

正食症を治すには?

栄養士に相談すれば、必要な栄養まで食事から排除してしまっているかどうかが分かりますし、適度に健康的な食事も教えてくれます。

同時に、摂食障害を専門とするカウンセラーも利用することをお勧めします。 過激な食生活にのめりこんでしまうの場合には、精神的な問題が根底に存在しているケースが少なくないからです。 食行動異常を示す人は抑鬱・依存症・不安障害・強迫性障害などを抱えていることがあります。